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こんな写真を撮っています

2011年3月21日 (月)

あなたが「拡散希望」というメールやツイートを受け取ったら

 僕はコンピュータ関係の仕事をしていますが、このブログでは、その手の話を書くことは一応避けています。ただ、震災からすこし時間が経って、ネットの力の悪い面もたくさん見かけるようになってきたので、僕が思うことを書いてみたいと思います。

 【拡散希望】とついたメールやTwitterのツイート、ブログの記事を見たら。

 一人が10人に伝え、それをまたそれぞれの10人が10人に伝えたら、あっという間に元情報は想像以上にひろがり、しかも、それがデマではないのか、既に時機を逸した情報ではないのかといったことを、あとから送った人が訂正したり保証したりすることもできません。
 善意からの行動でも、ある意味、不幸の手紙と同じことが起きてしまいます。

 基本的に、【拡散希望】の情報は、止めるべきです。

 そして、自分が二次情報を伝える必要があると考える情報については、一次情報を提示するべきです。携帯端末とかでしか見られないなど、URLを書かれても一次情報にあたれないから中身だけ流して欲しいというニーズがあることもわかりますが、それでもなお、情報の中身を書いた上で(たとえば自分の言葉で解説するなどのことも)、一次情報へのリンクを添えるべきです(Twitterをお使いの方なら、短縮URLの方法もおわかりでしょうし)。

 これからの時期、デマが流されることは、かなり怖いことです。震災以降の日本の人全体の慎み深さや忍耐強さは本当にすごいことだけれど、それでもなお、フラストレーションがたまってくるに従って、略奪や暴動のようなことが、ほんのちょっとのきっかけで発生することも、あるかもしれません。

 僕は、ネットをはじめた頃、「書き込む」ということは「日本中に向かって『出版する』みたいなものなのだから注意してやれ」と、ネットの先輩にかなり繰り返し言われました。もう、20年以上前、日本にインターネットでのWebブラウジングが普及するずっと前の、文字だけの時代です。
 Twitterのようなネット上のメディアの登場で、ある意味、ネットはよりパーソナルなもの、誰も見ていないところでほっと息を抜くような私的な場所として、とらえられている部分があるように思います。
 でも、Googleで検索すれば、誰のつぶやきでもヒットしてきてしまう。つまり、「全世界に向けて、発表している」のですよね。それを、ネットのユーザーは自覚しなければいけないと思います。

 情報は、人を助けるためにあるもの。誰でも発信できるようになったこの時代だからこそ、「発信」する情報には、ある程度の責任を持たなければいけない。

 小言めいたトピックになってしまいました。でも、脊髄反射のようにネットに書かれたトピックやコメント、ツイートの山を見ると、どうしても言わずにはいられなくなってしまうのです。