名残の赤
だいぶご近所の紅葉もおわりに近づいてきました。
写真は美山公園でのもの。木守柿ならぬ木守葉のようになっている赤いもみぢがいちまい。
日差しを浴びて気持ちいい眺めでした。
さて。
今日は、ご近所小学校でなぜか先生方が「メディア教育」と呼ぶゲームやスマホをうまく使うためのセミナーの講師をやってきました。
さすがに数年前までのように「できるだけ使わせないようにしよう」という話にはならなくなりましたが、使う中でこの手のセミナーでは「依存症になると怖い。ルール作ってきちんと守れ」的なものがどうしても多くなります。
僕も、eネットキャラバンという団体から派遣される講師なので、いきなり「インターネットの安心安全な使い方」とタイトル表示される「今の子、インターネットにつなぐなんて意識してないのに、時代錯誤だなあ」と思う教材を使って話をしなければいけないのだけれど、せっかくなのですこしでも現実的なことをという意識をしながら話をしています。
小学生にアンケートを取ると、一日のテレビ視聴、ゲーム、Youtubeなどの動画視聴を足すと寝る時間がゼロじゃないかと思うような数字がたくさんあがってきます。これを大抵の大人は「たいへんだ!」と言うのだけれど、テレビもついてる、手元にゲームもあるといった状況をきちんと時間として積み上げ、「律儀」にきちんと答えてくる妙な部分で素直な小学生という姿があんまり伝わっていないのは不思議なところ。個人的には往年の「リビングでテレビつけっぱなし。見ているかどうかわからないBGM状態」と「リビングでテレビでyoutubeながれっぱなし」を必要以上に区別つけるのはあまり意味がないし、その先の常習性を考えるとか「ルールできちんと自制できる段階まで依存症扱いするような過敏さにならないこと」とか、そういう部分も大切なのだとは思っています。
今日(と明日)の話が、どこかでひっかかっていて、なにかやろうとするときの判断基準のほんの一部として、子どもたちに「採用」されるといいなあ。そんなことを思いながら。
では、今日もおつかれさまでした。
最近のコメント