海辺にて
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北陸自動車道 蓮台寺PAにあるラーメン屋さんは、実は一般道側からも入ることができるので、時々昼メシを食べにいきます。
食べ終わって店を出ると、ちょっとお年のご夫婦がけんか中。どうも、奥さんが、ノラネコにパンをあげたのを、ダンナ氏が注意してけんかになったらしいのです。
観光客がみんな「かわいそう」でご飯をあげると、どんどん増えていってかえって「全部保健所に連れて行っちゃえ」になるかもしれない。かといって、そのままなにも食べられなくて行き倒れになっちゃっても・・・。その葛藤はわかります。でも、見るにけっこういい体格。当面餓死の心配はなさそう。
ものすごくじゃまになるほど目立たず、でもしっかり愛想は振りまいてえさは確保しながら、ヤツはしぶとく生きてるのかもしれないな、などと思いながら戻ってきたのでした。
ちょうどセイタカアワダチソウも黄色くなりはじめる季節。すべての生き物は、死なないように生きてるだけで、バランスを崩して困ってるのは、その主犯格の人間だったりする。僕は、セイタカアワダチソウは刈った方がいいと思うし、ブラックバスも駆除したほうがいいと思う人間だけれど、そこから連中を取り除きたいと思う必然性を作ってしまったのは人間なんだってことを忘れて、変な「正義の味方」みたいな物言いはしたくないなと思うのです。申し訳ない気持ちを持たなかったら、それはやはり、おかしいことだと思うから。
そんなこんなで、ノラネコの「誰かが食べ物を落とさないか」という目もまた、なかなか精悍で、獲物をねらう目だなぁと、そんなことを思った瞬間なのでした。
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夜、仕事場を出ると、もううるさいくらいの虫の鳴き声。車のエンジンをかけ、ライトをつけてみると、ちょうどライトがあたっているところに、虫の姿が。
残念ながら、声の主、鈴虫やコオロギは視界に入ってこなかったのだけど、あちこちにバッタが留まっているので、近づいて一枚。
日曜日に花屋さんの店先に並んでいた鈴虫が我が家にやってきたこともあって、家の中からも、ちいさい「りーんりん」が聞こえてきます。
夏の間ほどあちこちも草ぼうぼうじゃなくなってきて、ご近所に回覧板を持って行くときの細い路地なんかは、ごっそごっそと歩くと、バッタが逃げていくのがちゃんと目で追えるようになったり。
長期予報では、「残暑が続いて秋らしい日がこないうちに厳冬」なんて話もあったけど、確実に秋にはなってきているのだなぁと思う、そんな夜なのです。
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はらぺこあおむし というベストセラー絵本があります。
ある日生まれたあおむしが一週間かけてそれはそれはたくさんのものを食べて、ちっぽけだったのに、ものすごく大きくなって、最後はきれいな蝶になるお話だけど、実際のところ、あおむしが葉っぱを食べているのをまじまじと見ることは、ここしばらく全然ありませんでした。
庭からの歓声でのぞきにいくと、花壇のはしっこで生きながらえているどこからともなく生えてきたパセリに、おおきなあおむしが3匹。パセリ特有のあのもさもさした頭(笑)がだいぶ切り取られたあとの株で、空から鳥が見るには、とても見通しの良さそうな場所なのですが、ヤツらはそれをものともせず、一心不乱にパセリをもむもむと食べている。そして、コドモはそれを見て、大喜びしています。
コイツら、さなぎになって、蝶になるまで、鳥に食われないで、生きながらえることができると、いいんですけどねぇ。
この文章の中のはらぺこあおむしの部分は、楽天ブックスのアフィリエイトを含むリンクになっています。
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青海の田海ヶ池は、県内でも有数のとんぼの聖地。一時期ブラックバスの繁殖で心配されましたが(トンボの幼虫、ヤゴは、エビ類などと並んで、彼らが好んで食べるという調査結果もあるようです)、しっかり今年もイトトンボのなかまたちを見かけるようになりました。
これから、いろいろな種類のトンボが増えていく。そんな時期です。
今日の地震。糸魚川は震度4ということで、幸いたいした被害はありませんでした。ご心配いただいたみなさん、どうもありがとうございます。
ただ、ごくごくご近所の上越や柏崎といった、仕事でちょくちょく行ったり、友人が住んでいたりといった場所で大きな被害があったことに、あらためて自らが感じるリアリティの違いに、自分のことながら、驚いています。中越地震のときには、同じ県内とはいっても、だいぶ遠くのことだった。だから、壊れている場所やつぶれている場所を見たとき感じるものは、ある意味「ニュースを見たとき感じる思い」でしかありませんでした。やはり、自分の生活に関わる場所でこういうことがあると、違います。あらためて、中越地震のときに、阪神大震災に遭遇したひとたちが、本当に親身になって心配してくれたのがなぜか、腑に落ちた感じがするのです。
地震当日は、いろんな意味で大騒ぎ。でも、復興は、地道に、ずっと、時間をかけて進めていかなければいけないこと。お願いしたいのは、檻の中のパンダでも見るように、酷い目にあった人たちを蹂躙するようなマスコミの人が、できるだけ少ないようにしてください。
中越地震の時にも、中継車が先をあらそって入ったせいで、救助車両が入れないとか、取材の人が黙って立ち入り禁止地域に行って救助を求めることになったりとか、現地であろうことかバーベキューをやってメシにしたとか、授乳中のおかあさんをテレビで撮ったりとか、そんなことがいろいろありました。マスコミの友人とそんな話をしたときには、結果的に友人を「その業界の代表のように」責めてしまうことになり、申し訳ないことをしてしまったりもしました。
どんな業界にも、真摯な人もいれば、酷い人もいます。だから、一部の酷い人をみて「全部が酷い」なんてことを言うつもりは毛頭ありません。でも、酷い人がいることを嘆くのであれば、酷い同業者をちゃんと「ペンや映像の力」で、告発してほしい。そう思います。
でもなにより、そっとしておいてほしい人を、ちゃんとそっとしておいてあげてほしい。そう願う、酷いことがあった日の夜なのです。
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よく「栗の花臭い~」などと、男同士のヨタ話で言ったりするけど(同じようなネタに「イカくさい」ってのもありますな(笑))、栗の花って、どんな花なのか、きちんと意識してみたことありませんでした。
この間、車を走らせながら、「あの、糸イトした花って、なんの花?」って家人に聞いたら、それが栗の花とのこと。そう思ってみれば、あっちこっちでまさに今、あのふさふさひものような花が、咲いています。例のもののようなにおいがするかどうかといえば、ちょっと疑問ですが、そういえば新鮮なイカを安く食べられる場所に住んでいて、臭うようになった古いイカなんて見たことなかったりするのに、中学男の頃には「イカくさー」とか言ってふざけてましたから、案外とそんなもの、記号でしかなくて、意味なんて深く考えてなかったんですねぇ。
というわけで、まわりのものにちょっと目を向けると、案外おもしろいものがころがっているなというのが、実感。これも、ブログをはじめたおかげかもしれません。
コドモを見ていると、言語で論理的に考えるという機能がほんのすこしずつつきはじめる時期ということもあって、ただ「赤いからきれいー!」というような単純なものではなく、もう少しそれらしい好奇心を持つようになりました。その、なにに興味を持つのかを見るのが、またおもしろかったりもする今日この頃なのです。
というわけで、写真は「ぼくのまち」とはまったく関係のない、地獄谷野猿公苑の一枚ですが、なんだかこれも、「好奇心」感じません?
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土日の2日間、近所のスーパーの駐車場に、猿回しが来ていました。以前、コドモが河口湖で見て大喜びだったので、見に行こうかと言っていたものの、結局、「猿を見る」ということそのものが盛り上がってしまい、長野県の地獄谷野猿公苑へ。飽きることなく猿を見ながら、あっちこっちと走り回ったコドモ(と我々大人)なのでありました。
帰りにとなりまち上越でお風呂によったとき、駐車場隣の田んぼで小学生が数人大騒ぎ。
「なにやってるの?」と聞いてみると、田んぼの横の用水で、ザリガニやタニシなんかを捕ってるとのこと。
「どこから来られたのですか?」なんて気取った尋ね方で意気揚々の小学生は、「ウチのまちは、こんなにいいところなんだよ!」って伝えたくて、つたえたくて、うずうずしている。そんな感じが伝わってきました。たも網をウチの子に貸してくれて、ザリガニを取らせてくれたきみたち、どうもありがとう。ザリガニがアメリカザリガニじゃなくて、ニホンザリガニばかりなのもうれしかったけど、ちゃんと田舎の子が、こういう遊びをやってるってことが、「田舎の子のセンパイ」としては、とてもうれしかったよ。
川でどろんこになって遊ぶ子と、たとえばPSPやDSで遊ぶ子は、実は、別の子ではなくて、川でどろんでになって遊ぶ子は、PSPやDSで遊ぶ子でもある。新聞とか、記号としての情報に溺れていると、こういうことをふと見落としてしまいがちだなと、いつも思うのだけど、あらためて思った日曜の夕方なのでした。僕は、子連れのガキ大将になりたい。それはそれで、迷惑か(笑)。
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