2021年12月 2日 (木)

レンガの向こうの青空

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 IT絡みの仕事をしていると、導入による大きな省力化の一方で、端末になじめないひとのしんどさの話に時々いろんなことを考えます。
 先日も、駅のコンビニのレジの前で、自分で支払い方法を選び、現金なら機械にお札や小銭を入れ、スマホ決済ならぴっと押してバーコードを読み込んでもらうあの方法がうまくわからずに「もう私はお店で買い物できない」と泣き出してしまったおばあさんと家人が見かけたとのこと。まだ、コンビニはお金を取り扱うのはお客さんご本人なものの商品のバーコードを読むのはお店の人だし、無人というわけではないのでお年の方がこられても対応できるだろうけれど、無人のセルフレジが今後増えていくとこういうことは増えるのかもしれないなと、なんとも考えることの多い話でした。

 さて。

 所用で徒歩ででかけ、駅の周りを歩きながらの戻り道。
 赤煉瓦のアーチの向こうに、ここ数日待ち焦がれた青空。朝は雪が降ってきたけれど、昼間のコレは、うれしいなあ。

 そんなこんなで、午後からものほほんとお過ごしください。

2018年12月28日 (金)

発掘の日

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 大掃除の日は、発掘の日。今日、職場の掃除をしていたら、pepperの箱の後ろからこんなパネルが出てきました。たぶんこれは赤煉瓦ネットワーク全国大会を糸魚川で催したときにつくったもの。終わった後一時的にここに・・・で、そのままになっているものだったような気がします。

 市内のレトロな建物の番付のパネルには、平安堂旅館や京屋分店、鶴来家、加賀の井など、今となっては懐かしい建物がいくつもあります。

 いろんなお宅の壁など、散歩しながらのスナップ写真も、残っていれば町の記憶になる。ここしばらく、駅北エリアで写真を撮ることはほとんどなかったのだけれど、また少しずつ、まちの姿を残していこうかなと、そんなことを思う「発掘」でした。

 さて、明日起きたとき、どれくらい白くなってるかな。
 おやすみなさい。

2018年11月10日 (土)

バルの日に思う、煉瓦車庫のこと

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 今まで、秋のいといがわバル街のときにはほとんど市内にいたことがありません。今年はめずらしく市内にはいるのですが「なんでだろ」と考えてみたら、秋のいといがわバル街の日は、たいていが赤煉瓦ネットワークの年に一度の全国大会の日なのです。

 かつて、糸魚川駅の構内にあった、赤煉瓦づくりの検修庫。場所はちょうど今の駅西側駐車場から、駅舎にかかるあたりくらいでしょうか。この形の建物は全国あちこちにあったのだけれど米沢のがH13に雪で倒壊して、残っていたのはもう当地のものだけ。それも新幹線駅にひっかかるので壊さなきゃいけないということがわかり、なんとか残せないかといろいろ悪あがきをする中で、たとえばこの写真のようにこの中でコンサートをやったりもしたのでした。
 後ろ姿は先代の加賀の井蔵元、小林さん。このときは、日本酒を楽しみながらジャズやフュージョン。そんな夜でした。
 さて、今日も赤煉瓦ネットワークの全国大会は催されています。今年は、横浜。
 この大会で毎年更新・発表される赤煉瓦番付に、親不知の煉瓦トンネルが載るかもしれないなんて話しもあるようですが・・・。

 ちょうど今やっているシンポジウムでは、糸魚川から参加の後藤さんがパネラーとして参加されているはず。急遽決まったそうですが、糸魚川のいろんな話し、してくれているんだろうなあと想像しています。

 そんなわけで、今日はバルでまちをたのしくぶらぶらしたら、夜の煉瓦車庫も、眺めてみてください。アルプス口はイルミネーションも、きれいですよ。
 ではみなさん、楽しいお酒を。ぼかあ今日は、留守番です(笑)。

2018年8月 6日 (月)

お湿り

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 今日は、午前中に突然轟音で大雨。
 あっという間に止んでしまったものの、ずいぶんと涼しくなり、夜またしとしとと細かい雨が降り始めました。

 夕方国道にあった温度表示は26度。このままいくと、ひさしぶりに熱帯夜ではない日になりそう。
 おなじく夕方聴いていた富山のラジオ番組によると、富山では25日ぶりに1mm以上の雨が降ったんだとか。どちらかというと新潟よりは富山や金沢の天気予報をみたほうが当たる糸魚川も、似たような感じなのだろうなあ。数日後には、真っ黄色になっているグラウンドの芝生も、少しは緑が戻って来るかもしれません。

 できれば、降る雨は今日の山形などの災害的な雨ではなく、こういうお湿りな雨で、と思う夜。災害級の雨だったところのみなさん、夜もお気をつけください。
 では、おやすみなさい。

2017年7月29日 (土)

れんがしゃこ

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 今日はおまんた祭り。で、来週の土日には、おなじく恒例の「おばけの館」が予定されています。で、今日はおばけの準備で大きな部材を運びに、倉庫になっている旧歌外波小学校へ。
 いつものことながら、誰もいかなくなった学校というのは、ほかの建物とはちがううら悲しさがあります。まだまだ現役の先生の名前が下駄箱に貼ってあったり、こどもたちがつくった大きな絵がそのまま残してあったりしてね。

 ただ、今年お伺いしたら以前体育館一杯にあったものがずいぶん減っていて、けっこう広々としていました。で、その端っこでみつけたのが、この大きな煉瓦車庫の絵。雪景色、なのかな。

 いろんなひとが、この建物を、絵に残しているんですねえ。
 これも、駅のどこかに飾ったり、できるといいのになあ。

 天気は、なんとか保ってる感じの午後。これからお祭りの終わりまで、降らないことを祈って。

2017年6月12日 (月)

間に合った

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 昨日は、のんびり遊んでたら出張の電車に遅れそうになり、走って改札内へ。なんとか間に合いました。
 そういえば、キハ52を出してるときに駅にきたのは、久しぶりだなあ。あの中でのんびり本読んだりとか、したいなあなんて思うのだけれど、なかなか。

 それにしても、出かけるときにこのレンガ車庫の「モノリス」を眺め、戻ってきて「ああ、帰ってきたな」と思う。ちゃんと「記憶の構成要素」に、育っているなと思います。

 おはようございます。

2016年12月17日 (土)

細い屋根にも雪は降るのだ

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 かつては建物だったけれども、今は「モノリス」になってしまった糸魚川駅の赤れんが車庫。でも、昨日最終列車で帰ってきた家人を迎えに行くと、上の部分にほっそりと、でもしっかり雪が積もっていました。ヤツは、きっとまだまだ屋根のつもりなんだろうなあ。なんだか、心強いぞ。

 レンガ車庫といえば、保存活動をしていた頃は毎年のようにコンサートを中で開いていたのだけれど、2008年に出演していただいたサキソフォンプレイヤー、彦坂眞一郎さんのお名前を、先週末に小出で行われた新潟県アンサンブルコンテストの審査員の中に見つけて、ひさしぶりにやりとりさせていただきました。なんだか、懐かしかったなあ。
 今は、上野学園大学の教授もされているそうで、今年の夏のオープンキャンバスには、日常のレッスンの公開授業だけでなく、多くの人向けの基礎講座をされたそうで、その動画をよかったら中学校の子に教えてあげて下さいと紹介いただきました。
 https://www.youtube.com/watch?v=v9mGKI75Bx4

 そして、今日は夕方18:00オープン、18:30スタートで、おなじく何度も赤レンガ車庫のコンサートに出て頂いた Squall のみなさんのこの季節恒例のクリスマスライブ。なんだか、時期は多少前後しても、ここ数年、かならず雪のある日のコンサートになっている気がします。
 こちらも、ぜひビーチホールまがたままで、お運びください。

 そんなわけで、そろそろ夕暮れ。
 みなさん、おいしい夕ゴハンを。

2016年11月 6日 (日)

ぽぽぽぽ~ん

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 赤レンガネットワークの年に一度の大会で、愛知県の半田というまちにいってきました。いつものことながらどこかへいくと、朝はうろうろカメラ片手に散歩するのだけれど、そうなると僕のみかけはけっこう不審者めいているので「あやしくないですよ」のアピールも兼ねて、会う人会う人に「おはようございます」と声をかけることにしています。

 でも、だいたい帰ってくる歩留まりというのは50%くらい。お年寄りの男性からは、帰ってこないことのほうが多い。まじまじと「アンタ、わたしと知り合いだったっけ」と言われたこともあります。いや、たぶん初対面で、二度と会うこともないと思います(笑)。

 で、今朝の半田散歩では、この挨拶往復成立率が100%。オジサンもオバサンも、じいちゃんもおばあさまも、全部挨拶のやりとりができました。時間がはやかったので若い子とは遭遇しなかったけど、きっとこういうやりとりがあるまちって、オトナがみんなそこいらの子のことを「じぶんたちの子」的な感覚で見守ってるんだろうなあ。それが息苦しい面もあるのが田舎町ではあるのだけれど、でも、それが安心の根っこになってたりもする。先日新聞の投書でみかけて驚いた「知らないひとと話をしないように学校でも言っているのでマンションで住民同士の挨拶をしないことにしてほしい」という呼びかけのまちよりは、きっとコドモの安全は、こっちのほうが守られると、思うんだけどなあ。

 さて、そんなわけで、半田赤レンガ建物を、「通学路の向こう」に撮ってみました。古くからある、昨年ようやく整備公開された文化財。でも、この建物は生活圏の中、日々の暮らしのすぐトナリにあって、しかも整備の仕方が「観光に来て下さい」100%ではなく、地元の人同士が集えるように、使いやすいようにという「ひとを集めるいごこちのいい場所であり戦略基地である」という意識で生まれ変わらせたという感じがしました。
 そして、その中での告知はとても広域。じぶんのまちのことだけではなく、ご近所あちこちの催しをまとめてPRしている。たとえば、糸魚川のバル街の企てをしているひとがあちこちの県内・県外のバル街をひとつのシリーズイベントのようにお互いPRしあってくれているように。こんなふうに、いきたいなとおもったらふと出かけていける距離感のところの情報をもっと垣根なくいっしょくたに取り扱ってみなさんにお知らせできるようになると、いいのになあ。

 いろいろヒントをたくさんいただいた二日間でした。
 じゃ、明日からもがんばろう。

 というわけで、みなさん、おいしい夕ご飯と日曜日のおわりのサザエさんを(笑)。

2016年11月 2日 (水)

あらためてれんがしゃこ

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 今週末は、赤れんがネットワークの年に一度の大会。今年は、愛知県の半田市で開催されます。
 開催地は、どこもレンガで作られた古いなにかがあり、それを保存し、これからも使って自分たちのまちを「!」なまちであり続けさせたいと願うひとたちの場所。今年は、半田赤レンガ建物( http://handa-akarenga.jp/ )を残したひとたちのまちです。
 半田は、地元の大学生とも協業して、古い建物をまちのシンボルのひとつとしてとてもうまく活用しているんだそうです。去年の舞鶴の大会でも、やってきた半田のジィさんと若い子たちがとても楽しそうに自分のまちの「!」なところを自慢し、「この先どうしようか」という話をしているのは、見ていてとても眩しい風景でした。古いものを古いひとたちだけが躍起になって残すのではなく、昔からあったそのまちの風景が、ちっちゃい子からおじいさんおばあさんまでみんなのやりとりの起点になる。それが、素晴らしいな、と。

 赤れんがネットワークの大会は、糸魚川でも2009年に開催。全国いろんなところのひとたちが集まり、この三連アーチがこの形で残ることに力を貸してくれました。
 また、週末にはいろんなところのひとたちに、パワーをもらいにいかなきゃ。

 というわけで、糸魚川の美味しい日本酒と地王を手土産にお伺いするときに持って行く「糸魚川はこんなまちですよ」というリーフレットのために、今朝あらためてアルプス口の写真を撮りに行ってきました。ヒスイも「日本の石」になったことだし、またいい出会いができるといいな、と。楽しみにしています。

 では、みなさんたのしい午後を。

2016年6月26日 (日)

てみやげ

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 今日も、家人のひっこしでこれから長野へ。
 転居はするけれど転勤するわけではないので、お別れは家の近くの方だけなのだけれど、ご挨拶にお菓子を持っていったりします。

 長野と新潟って、となりあわせなんだなあ。そんなことを思うパッケージ。それが「大糸ぽっぽ」なのです。

 そんなこんなで、おはようございます。

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