今年も暮れていきます。
ウチの界隈では、年越しそばはまさに「年越し」の頃に食べる家が多いようで、ウチでは夕方に神棚と仏壇にお参りして御神酒をいただき夕食的宴会。そのままだらだら続いて水ようかんなどをいただきながら紅白を冷やかし、今くらいの時間からおそばをゆでて・・・という流れが多いです。
今年も、泉家さんの生そば。
お店のように大きな釜でゆでるわけにはいかないので、2人分くらいずつ何セットかにわけての準備だけれど、そのうち1セットははじめて子どもがゆでてみていました。
「ゆで方でかわるもんだね」という彼。彼が言うほどにはちがいがないような気もするのだけれど、これは単にオヤジが味音痴なだけなのかもしれません。同級生には酒蔵の息子もいるけれど、ただ「おいしい」と好きなものを食べるわけでなく、どうおいしく、どう自分が作りたいものとずれがあるのかをきちんと知って仕事の質を調整しなければいけない、必ず「官能力」が必要な仕事をしている人のことは本当に尊敬します。
そしてただただ、好きなものを食べて「おいしいね、これ」と言っていればいい「客」であってよかったなと、そんなことを思うワタクシなのです。
新しい年も、プロに常に敬意を忘れない、いい意味での「客」でありたい。そして、自分の仕事については、ちゃんと「プロ」でいたい。
そう願いながら。
みなさん、良いお年をお迎えくださいませ。
贈答用の果物として県内では重宝される洋梨 ルレクチェ。
なかなか手の出ない値段なのですが、食べ頃が短く、追熟が不十分だと堅いだけで、すこし首のあたりが黒くなり、やわらかくなってきた頃が食べ頃。なので、ばら売りされているものがちょうどお店周辺のお客さんたちの「買いたい・食べたい」とマッチしないと、やや痛み気味のものがこうやって特売になることがあります。
これは、黒くなった首の部分をカットして2個パックに入れて120円。1個60円でした。つい先日も、他のお店で1個100円のを見かけたり。
こういうのを拾っては「あ、今年もルレクチェたべたな」と思うワタクシ(笑)。おつとめ品コーナーを冷やかすのは、案外と楽しいのです。
そんなこんなで、今週もおしまい。おつかれさまでした。
アタリマエのことだけれど、干し柿は干す前は生の柿なわけで、水分をたっぷりと含んでいます。
ただじんわりと乾いていくだけじゃなくて、こうやって表面にしっとり水気が浮き出したり、蜜のようなすこし粘度のあるしずくがおちていたりするのだなあ。
最近はもう、ウォーキングをしても汗ばむようなことはなくなってきたので、職場でお昼を食べた後に、近所をしばらく歩いたりしています。歩かないと見つからないもの、あるよね。もうカメラとともに歩くようになって何度も何度も思うことなのだけれど、車ですうっと移動しているといつも忘れてしまう。やっぱり、人の目というのは、人自身の移動速度でいちばん、いろんなものに気づけるような仕組みになっているのだなあ。
そんなこんなで、今日もお疲れさまでした。
炊いてみました。コシヒカリNU1。
スマホにつき、あまりおいしそうに見えないのはご勘弁いただくとして・・・食べてみると、それはそれはごくごく普通の「コシヒカリ」でした。
新潟大学が研究している「温暖化が進んでも栽培できるコシヒカリ」品種であるコシヒカリNU1。
あらためて食べてみて思うのは「僕らはコシヒカリになれすぎている」ということ。新之助も富富富もひゃくまん穀もみんなおいしいのだけれど、どこかよそいきの味で、日々食べるにはコシがいちばん馴染んでいる。ならば、これからもちゃんと「コシとしておいしいお米」が作れるようにという研究は、僕らの口にはフィットしているのだろうなあと、そんなことを思うのです。
なにはともあれ、ゴハンがおいしいのは本当にうれしいこと。
きょうも、ごちそうさまでした。
地物のもずくが出回るようになってきました。ふとくてふっくらした他の土地とはちがって、ぬめりは強いけどしゃっきりともしている岩場独特のもの。
それを先付けなどに出てくるようにちょびっと食べるのでなく、ガラスの大鉢にたっぷり作って、たくさん食べるのがウチの流儀。そういえば、山菜のこごめとかも、そうだなあ。
食卓にもずくとか、さざえとかが並び、食後にスイカを頬張ると「ああ、夏だなあ」と思う。暑くてでぶにはつらい季節なんですけどね(笑)。
今日は、出かける家人を見送ってひとりで家で仕事。なかなかいろいろ滞っているのですが、なんとかがんばっておりますので、その筋のみなさん、ご容赦を。
今日もおつかれさまでした。
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