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もう20年も前に亡くなったうちのオヤジは、若い頃山に翡翠を探しに行くのに妙に凝っていた頃があったそうです。
糸魚川に翡翠がある渓谷があるぞということになってから、保護指定されて採ってはいけなくなるまでの短い期間の趣味。その後も家にある石を自分で細工して、いくつかものを作ったりしていたようです。
数年前、娘の勉強部屋に部屋を明け渡したときの掃除で、戸袋の下の収納から根付が2つ出てきました。石はオヤジが掘って磨いたらしいもの。全面がきれいになっているわけではなく、でこぼこした場所もある素人の造り。それをご近所の翠宝堂さんの先代のオヤジさんに根付にしていただいたもののようでした。じゃ、携帯ストラップにしようかということで、娘と自分でひとつずつ。しばらくつけていたのだけれど、なにせ加工してからおそらく30年は経っているもの。しばらくしたら石から紐が外れてしまったので、なくさないようにこの2年くらいしまってありました。
どうも、娘は石にまつわる大学にいきたいらしく、二次試験前に「この石をちゃんと持っていきたい」と言い出しました。どこで直して貰おうかなとあちこち聞いていたのですが、先日翠宝堂さんに御願いしたら引き請けていただき、今日こんな感じで仕上がってきました。
上のところを少し削り、あらためて前のよりすこし丈夫な紐をつけてもらった根付け。
オヤジと、翠宝堂の先代と今のオヤジさんと。助けをもらって、もうじき二次試験シリーズ。うまくいくと、いいなあ。
親はまあ、なにもできないので祈るばかりなのです。
翡翠が名物のまちに暮らしていると、緑色の石はみんな翡翠に見えてしまうのだけれど、実はちがう石もたくさんあります。
というわけで、今日は「翡翠みたいだけど実は翡翠じゃない」石の写真を撮らせて頂いていました。これは、9月に開催される日本児童文学者協会さんの糸魚川児童文学セミナーの資料に使う(かもしれない)資料写真として撮影させていただいたもの。この「鮭の切り身」みたいなところ、本当にきれいな緑色でした(ちなみにこれはニッケルを含む石英なのだそうです)。
フォッサマグナミュージアムは、自由研究やら観光やらで石をもちこんで鑑定して貰う小学生がいっぱい。
「石をしらべよう」って地元の子がみんな思うのであれば、それは「ジオパーク」をいろいろやっていることの意味のひとつとして、大きなことだよなあとつくづく思います。どこにでもあるありふれた場所ではなく、どこか特別なふるさと、だものね。
そんなこんなで、おやすみなさい。
娘が仙台のとある大学のオープンキャンパスに行ってきました。地学系の研究室を徘徊してきたらしいのだけれど「どこからきたの?」「糸魚川です」のやりとりで、ほとんどどこのひとも「へー」となるのがかなり新鮮な体験だったようです。そうか、糸魚川は、地学系のひとたちにとっては、とても注目を浴びている場所なのだね。
ものすごい熱量で糸魚川のことを語ってくれた先輩から「糸魚川で採取した」石の標本をもらって帰ってきたので、オヤジはそれを撮影(笑)。翡翠だけじゃなく、いろんな石から、地球の歴史を思うことができる場所。あらためて面白いなあと思います。ちょうど、下の子は今年、海岸で拾える石で自由研究をやるらしいし、高校生と小学生の興味がリンクしてて、それも面白いなあ。
そんなこんなで、今日も暑い暑い一日でした。冷たいのくいーっとやって、ゆっくり休みましょう。
お疲れ様でした。
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