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こんな写真を撮っています

2018年5月30日 (水)

首席第一位

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 木浦の谷をはいっていったら、こんな酒屋さんを見かけました。
 入り口にでっかく「首席第一位受賞」「加賀の井」の文字。関東信越国税局の清酒鑑鑑評会だろうから、昭和51年かな、54年かな。どちらにしても、僕がウチの下の子くらいのトシの頃の看板だなあ・・・などとしみじみ思いながら、写真を撮りました。

 考えてみれば、今は地元の酒蔵が鑑評会で入賞しても、酒好きには話題になるものの、世間ではそんなに話題にならないよなあ。 

 田舎のひとは「全国で(東京で)認められた」ことにはすごく権威を感じる一方で、自負がありながらも田舎での「人知れず凄い」には、あんまり価値を認めないことが多い。そんなこともあって、この看板には「地元(の酒)大好き」と「外の人のお墨付きだからえらい」の愛憎とりまぜた思いが伝わってきます。そして、今よりもっとたくさんのひとが、地元のお酒で晩酌していたんだろうなあ、この看板が掛けられた頃は・・・ということも。

 さて、このもう少し奥の長者温泉うるおい館は、この春から若い人がやってきて運営を引き継いでいるんだとか。アイスのケースの中に、ものすごくキンキンに冷やしたグラスがはいっていて「お使い下さい」になってたり、古いままだけど、なんだか素敵な思いがあちこちからにょっと顔を出しているなあとうれしくなります。
 「古くさい山奥の集落のヒトしか来ないお風呂」だったところを面白がって、僕らにとってあたりまえのものを「!」だよと再発見してくれるひとたちがやらかすこと。なんだか、とっても楽しみなのです。

 そろそろお昼。みなさん、おいしいお昼ゴハンを。

2018年5月27日 (日)

しみじみと

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 昨日放送された「金よう夜 きらっと新潟」での加賀の井さんの特集を、今日の昼間しみじみと見ていました。
 まじめにものを作れば、いろんなことで「できる範囲をどう超えるか」で歯がみする部分はあり、ひとが何人かいればいる人数分の意見の食い違いもある。厳しくやってるからといっていいものができるというわけでもなく、そこは厳しい改良の道を模索していかなければいけないわけで、その一部だけでも覗き込むことで「加賀の井に限らず、僕らが呑んでいる酒はこういう思いで作られているのだな」と、あらためて思うわけです。

 とはいえ。
 日々しんどい思いをしているのは、僕らもおなじこと。だからこそ、しんどい思いをしたひとが「今日も疲れたなあ」と思いながら、一杯やって「ああ、うまい。明日もがんばろ」と思える。そんなお酒を呑みたいと思う。

 日々を重ねていくことで、作り手のことを必要以上におもんばかることなく、美味しい好きな酒を選んで呑む中に、糸魚川のお酒がちゃんと入っているという感じになると、いいなあと思います。

 そんなわけで、加賀の井仕込二号の純米吟醸。買ってきた畑亀商店さんでは「本醸造はけっこう手に入りやすくなるはず」というお話も聞きました。普段着の酒を、普段着的な買いやすさで。だんだんそうなっていくと、いいなあ。
 畑亀さんの入り口の幕とおなじデザインの手ぬぐいもいただいたので、これでお酒を包んで持ち帰ってきて、昨日残しておいた半分を今日にこにこしながら呑みたいと思います。

 みなさんも、おいしい夕ゴハンと晩酌を。

2018年5月20日 (日)

蕎麦味噌

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 今日は、サラっとした天気。おとなり富山県まで、最終日の「デザインあ」展を見に行ってきました。序盤に行った前回できなかったことを、じっくり時間をかけて。コンパスと鉛筆で描く、幾何学模様としての家紋。こういうことって、かえって日本が好きな海外の方のほうが興味を持つことで、ぼくら日本人で知っているひとは少ないことでもあると思う。あらためてやってみられたのは、楽しい体験でした。

 んで。

 はやめに戻ってきて、夕ゴハンは泉家さん。そういえば、坪庭の池に金魚が戻ってきてから家族で来て、坪庭横の席に座るのははじめて。仕込んだばかりという揚げた蕎麦の実がカリっと香ばしい蕎麦味噌は、酒を呑まない家族からもどんどん箸がのびて「ああ、おにぎりにつけて食べたい」と悶絶するコドモ。たのしい夕ご飯になりました。
 店を出てきたら、お向かいの畑亀商店の奥さんにお会いしたので「最近バンビーノさんのフェアで話題になってる加賀の井さんの新蔵の純米吟醸はいつごろからでしたっけ?」とお聞きしたら、25日頃からとのこと。これで、新しい週の楽しみがひとつ増えました。

 明日からも、がんばらなきゃ。

2018年5月13日 (日)

ここで、呑む

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 一昨年暮れの大火で被災された加賀の井さんのタンクに、絞ったあと熟成中だった大吟で、火事を経ても出荷OKなお酒があったことを聞いたとき、ぜひ呑んでみたいと思いました。ただ、きっと手に入らないだろうなあ、と。
 おなじく被災された酒屋さんが声をかけてくれて、ウチの冷蔵庫に収まったときに決めたのは「もったいなくてずっと呑めないうちに呑み頃を過ぎてしまうのは嫌だ。だから、新しい蔵で醸したお酒を呑む機会があったら、お祝いを兼ねて呑んじゃおう」ということ。

 先日の一号仕込の本醸造、だいじにだいじに昨日呑みきりました。ちょうど、家族の誕生日の週末ということもあって、今度はこれをあけようかな、と。
 これも、封を開けてからすこしずつかわっていくニュアンスも含め、何日かかけて呑みたいと思います。
 もうじき、平成29酒造年度の最後に滑り込むように純米や大吟が出てくると思います。毎年その蔵のお酒を楽しんで「今年のは、こんなだねえ」なんて話しができるのは、幸せだなあと思う。あの日終わっちゃった蔵じゃないのだもの。これからも続いていく酒蔵なのだから。お酒は呑んで楽しむもの。だから、おいしくいただきます。

 そんなこんなで、みなさんもたのしい夕ゴハンや晩酌を。

2018年5月 6日 (日)

普段着のお酒

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 4/30に出荷がはじまった、加賀の井の新しい蔵で醸したお酒。おなじくもとの場所にもどってこられたばかりの畑亀商店さんに1本お願いしてあったものの連休中仕事も続いててなかなか取りにいけず、昨日ようやくいただいてきました。
 市内の酒屋さんでは、けっこうはやく「蒸発」してしまったらしい初回出荷分。ありがたいのは「いつもの」酒屋さんなのです。

 さて。

 「仕込一号」の赤文字はあるものの、伝統のデザインのラベル。そして、本醸造というお酒の種類。もちろん、仕込みに使うもの全部がはじめて使うものばかりの蔵のなかで「仕込みを重ねながらすこしずつ設備になれていって」ということでの本醸造なのは重々承知なのですが、呑み手としては「いつもの」普段着のお酒が第一号として出てくるというのは、うれしいことだなあとも思うのです。

 特別なときだけ、特別なものをちょこっとだけ呑む・・・のもいい。お酒は嗜好品だから、好きなときに好きなものを呑めばいいのだから。でも、新潟のお酒の静かな凄さは、「ものすごくいい酒」の良さよりなにより「日々の晩酌のグレード」がたいていちゃんとウマいということなのだと思うのです。普通酒の精白歩合とかも、けっこう「白い」わけで。

 第一歩が普段着のお酒であること。それを普段着のお酒として、僕は寝床でおちょこで二三杯楽しみました。

 さて、今日はGW最終日。のんびり楽しんで、また夜、続きを・・・と思っています。
 おはようございます。

2018年5月 1日 (火)

感謝をこめて

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 田舎の家というのは、きれいな包み紙があればしわをのばしてしまっておき、きれいな袋にはいったお菓子をいただけば、袋も、箱もしまっておいたりする傾向があるもの。
 僕は単に整理がつかないうちにたまっちゃうだけですが、ウチのお袋あたりだといろいろ丁寧に分類して、しまっているようです。

 で、おなじくきれいな瓶があれば、それも再利用(笑)。

 この瓶は、去年の父の日前後に、「あ、ここでも加賀の井が買える」と気づいて買った「感謝をこめて」という斗瓶みたいな形の青い瓶にはいった純米大吟。このときは、まだ先行きが見えない頃で、このお酒も隣県・銀盤酒造さんで醸してなんとかこの父の日企画に間に合わせたものでした。

 今年もこの瓶のお酒、イオンでオーダーを取ってるのだけれど、今年はちゃんと「新しい蔵で醸したお酒」だと、書いてあるんですよね。なんだか、うれしいなあ。
 https://www.aeonshop.com/shop/goods/goods.aspx?goods=010500000590204534365310536

 そして、「一号仕込み」と書かれた第一号絞りの本醸造も、昨日の夕方からお店にでてきたようです。僕も1本お願いしてあるのだけれど、酒屋さんが今日はお休みなので、明日にでももらってきて、一杯やろうかな。

 そんないろんなことを思い出しながら、去年の「感謝をこめて」の瓶にさしてある花の、軸についた空気の粒を眺めて、おもわず写真まで撮ってしまった朝。朝から翌日の晩酌のことを考えていたりするのって、いいのかな。でも、なかなかたのしい朝でした。

 そんなこんなでそろそろ夕方。みなさん、連休途中の出勤日、おつかれさまです。

2018年4月25日 (水)

うれしいことがあったひは

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 「笑顔のお酒」で。
 というわけで、上越で仕事をしていたら 泉家さんのブログに「畑亀さん、おかえりなさい。」という書き込みが。
 今月中には元の場所に建てられていたお店に戻っての再開だとお聞きしていたのだけれど、日まではアタマに入っていなくて、あわてて糸魚川にもどってきました。なんとか初日に間に合って、セーフ。

 うれしい日には、笑顔のお酒をということで、謙信さんのお酒にカテイトエさんの笑顔一杯のラベルが貼られたこのお酒を買ってきました。
 大火で酷い目にあったみなさんが、もとの場所にすこしずつもどってこられる。ほんと、うれしいなあ。

 今日は、もどってきたらうれしく晩酌したいと思います。
 というわけで、みなさんも、おいしい夕ゴハンや晩酌を。

2018年4月 2日 (月)

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 日曜日にお伺いしてきた 根知男山・豊醸蔵のお話をもう少し。
 写真は、入り口の壁に吊ってある大きな一枚板の中に見つけた「顔」。
 木はひとつもおなじ模様はないので、見ていると本当に面白いです。

 今回の建物では200本を越える樹齢80年以上の杉を、地元の山から切り出し、地元で乾燥させ、地元の製材所で板や柱に(しかも12mもの長い材のままで!)製材し、それを地元の棟梁が建てたとのこと。
 2階はどこか大正モダンを思わせるしつらえなのですが、一部屋だけ梁や柱、天井がそのまま見える状態になっている場所があって、そこを見せていただくと「頸城のあたりだけでみられる雪に備えるための天井裏の構造」などがあったりと、雪国の大工の棟梁の技術の蓄積がたくさん見られます。

 デカくて重いものを、地元でちゃんと確保し、加工して、その場にそのまま建てる。あっちこっちに動かすための労力(やCO2や・・・)もかからないし、地産地消のひとつの形でもある。なにより「自然だなあ」と。

 このあと、機会があればそのたびに、建物の自慢を関係者の方と一杯やるたびにお聞きしたいと思います。建物の自慢は、そのまま根知谷の自慢。そして、根知谷に住むひとや、そのひとの手にある技術や、できる仕事の自慢でもある。おらがまち、なかなかいいよっていう話しになる。
 だから、いろいろお聞きするのが楽しみなワタクシなのです。

 さて、あちこちで桜もさきはじめました。あとは、すこし余裕をつくって、眺めに行くだけだな(笑)。
 ではみなさんおいしい夕ゴハンを。

2018年4月 1日 (日)

豊醸蔵

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 今日は、根知男山・渡辺酒造店さんのあたらしいゲストハウス「豊醸蔵」のオープンの日ということで、9:30のオープンにあわせてお伺いしてきました。
 この蔵のことを SAMURAI.JP という日英両方の言語の雑誌で紹介された 写真家 田川清美 さんが、蔵のオープンにあわせて糸魚川にやってこられたのですが、不思議な御縁でご一緒させてもらってのお伺い。渡辺社長と田川さんがガッツリ二時間ほど話すのをとなりでにこにこしながら聞いているという、なかなか素敵な体験をしてしまいました。

 自分がどうあるべきかをきちんと考え、必要な情報をきちんと集め考えながら、地域をきちんとまわすプレイヤーとしての酒蔵を考える。僕もたっぷり刺激されました。

 というわけで、写真は豊醸蔵を撮る田川さんと、蔵の前の五百万石の田んぼ。朝は堆肥のにおいが強く「ああ、田植えの準備が進んでいるんだなあ」とおもったこの場所は、お昼頃蔵から出てくるとまったくちがうにおい。朝と晩で風の向きが反転する根知谷ならではだなあと、そんなことも思ったワタクシなのです。

 蔵のショップでは、大吟までのいくつもの種類のお酒をリーズナブルに体験できる細い瓶があったり、この建物を手がけた大工さんの手による組み細工の酒瓶があったり、いろいろ「!」なものもたくさん。根知男山の酒粕をつかった海洋高校の子たちが開発した「カジキマグロの粕漬」なんかも買うことができて、いい「アテ」もそろってます。

 お近くにいかれるかたは、ぜひ。

2017年12月 4日 (月)

レギュラーを楽しむ

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 そろそろ、「週に何度も夕食は鍋」という時期になってきました。
 週末以外は滅多に呑まない僕ですが、こういうときは、いつものごとく日本酒。

 確かに、いい酒はウマいのだけれど、普段着のお酒だって、楽しいよね。そして、糸魚川の蔵はどこも、あまりミもフタもない普通酒は作っていないし、本醸造のクラスはとても楽しめる。だから、こんな感じで、なのです。

 この日、あわせて茄子を焼いたのもつまんでいたのだけれど、先日「新潟県は茄子の作付け面積は全都道府県トップ。だけど、生産量は少なく、出荷量はもっと少なくて二桁台の順位」なんて話しをお聞きしたのを思い出しました。
 要は「収量は多くないけれどいろんな味・形・色の昔からの地の品種をたくさん作っていて、しかもそのうち大半は売らずに自家消費している」ということだそうで。つまり「いろんななすをウチで作って、夏から秋にかけて延々たっぷり食べているめずらしい県」なんだとか。

 この日も市内産の丸茄子+かんずり。なんだか、幸せな晩酌でした。

 さて、あたらしい週もはじまりました。さしあたり、午前は、いい天気だなあ。
 そんなこんなで、おはようございます。