「三人姉妹」を思い出す
今日は、糸魚川の共場というスペースで上演された「楽屋」という芝居を見てきました。
考えてみれば、猪又しょうこさんの芝居をはじめてみたのは2011年の「三人姉妹」。
ご近所妙高出身の清水邦夫さんのこの作品。日本で最も上演回数の多い戯曲として有名なのだそうですが、僕は全然そんなことは知らず、この作品には今日が初遭遇でした。それだけに、仕掛けもだんだんとわかってくる謎もたっぷりと初見の「!を楽しむことができ、そして物語の最後に向かって深く「三人姉妹」が絡んでくることにちょっとゾクゾクとしてしまいました。
糸魚川で上演された市民劇の三人姉妹では、姉妹と強くかかわる+1としてしょうこさんと遭遇したワタクシとしては、あの外連味たっぷりの「イヤなやつ」を演じきった彼女に相当圧倒されまして、今日また4人の女優での芝居で、三人姉妹「+1」となった彼女に、なんだか懐かしい気持ちも感じたりとか。
写真は、当時の芝居で出てきた「孤児」役のバイオリンを弾く子ども。もう今となっては成人してますが(笑)、バイオリンを上手すぎず弾ける小学生という妙な条件で探されなければ、このご縁はなかったのだな、と。そう思うとなんともしみじみします。
夜、もうひと公演あるそうです。チケットをお持ちのかたは、ぜひお楽しみにおでかけください。いぶん古い写真を引っ張り出してきました。
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