駅弁
そういえば、スーパーの駅弁大会みたいなの以外で食べるのは、久しぶりだなあ。
というわけで、久しぶりに東京方面の日帰り出張。昨年くらいまでは必要があって行くときも車でいくことが多かっただけに、ようやく身軽に行ってさっと帰ってこられるようになってきました。考えてみれば、行って戻れば数日隔離、そのたび抗原検査なんて、なんだか「汚染地域に行く」みたいで酷い話。いまとなっては「全国的にほとんどかわらない」状態には、2020年半ばにはなっていたと考えられるだけに、必要な対策とあわせてずいぶんな「無駄」にも執心しちゃったなと苦笑してしまいます。
そうはいっても、当市ではまだ外でもマスクしているひとをかなり多く見るけれど、出先では外国人旅行者の方だけでなく、普通にその土地で暮らしている(と思われる)ひとたちも、屋外ではマスクをしていないひとがずいぶん増えた感じがします。それだけでなく、ファッションだの振る舞いだのも含め「いろんなひとがいる」なあと、その部分を再認識してちょっとショックを受けました。
ゴリゴリのアスリートのカッコをしているぽってりしたオヤジも、真っ黒に日焼けした「現場の人」風のオバさんがハイソなワンピースでカップアイス喰いながら歩いているのも、その他いろんな「へ?」なひとたちが堂々と楽しくすれ違っていく。
いろんなひとがいるということを「まのあたりにする」ということは、とても大切なことだな、と。
いろんなひとがいるということを実感していれば「あのひとはヘンだから」とRejectしようとは考えにくくなる。あんまりいろんなパターンを見ないところだからこそ、ほんのちょっとのヘンにもなにか言いたくなっちゃうわけで、そういう意味では本当に「いろんなひとがいる」というのは、問答無用でいい体験だな、と。
そんなこんなで、久しぶりの駅弁とともに帰ってきました。
朝、ご近所小学校で朝読書をやって、移動して向こうで仕事して、戻ってきて総合体育館でひとつ手続きをして…なんてことが成立する距離感。確かに、東京はこの距離感でした。なんだかそれも、懐かしい。
いつもとちがうことは、大事だなあと思いながら、今日もおつかれさまでした。
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