スマホを拾う
最近は、仕事で出かけた先でもお昼にちょこっと時間を作ってそのあたりをすこし歩くようにしています。
そんなわけで今週も林泉寺近辺を歩いていたら、ちょうど腰を下ろして休みたくなるような門前の日陰の切り株に、いかにも「尻ポケットから抜け落ちました」みたいな感じでスマホが落ちていました。
なにか拾って交番に届けるなんて、たぶん40年とかぶり。ちょうどそのあとの予定もそんなにタイトではなかったので、Googleさまに教えてもらってもよりの交番まで届けに行ってみました。
昔なら、紙に文章で書いて終了だったと思うのだけれど、検索性をあげてきちんと分類できるように、PCに打ち込み。そして品目などは代表品種から選んで登録するようになっているようで、若いお巡りさんのOJTに付き合うような形になってしまいました。「スマホのケースが選択肢にありません」「付属物として付記しろ」「緊急連絡先のカードがケースに入ってますがどう登録すれば?」。最初10分程度って言われたのになあと思いながらも、30分だか40分だかくらいの間、彼の七転八倒を楽しく眺めてしまいました。自分でやればはやいのだろうけれどほとんど手を出さずにやらせる中堅どころ一名。ITはわからないから手を出さないよという感じのお年の方一名。そしてマウスのホイールをはげしく前後回転させている若手がひとり。
「お待たせして申し訳ありませんね」という余裕もなくどんどん冷や汗が出てくる彼。場合によっては自分の息子でも不思議ではないくらいの年格好なので「がんばれよ」と思いながら眺めていました。
連絡先カードがあったので、たぶんあそこから連絡すればすぐ持ち主が見つかるのだろうな。そろそろ手元に戻っている頃だろうか。
その後の連絡一切不要としてきたので経過はわからないけれど、それほど難航しなそうでちょっと安心しました。
たまに遭遇するいつもとちがうこと。やってみるのもなかなか楽しいもんですね。
そんなこんなで、今日もおつかれさまでした。
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