大晦
今年も暮れていきます。
ウチの界隈では、年越しそばはまさに「年越し」の頃に食べる家が多いようで、ウチでは夕方に神棚と仏壇にお参りして御神酒をいただき夕食的宴会。そのままだらだら続いて水ようかんなどをいただきながら紅白を冷やかし、今くらいの時間からおそばをゆでて・・・という流れが多いです。
今年も、泉家さんの生そば。
お店のように大きな釜でゆでるわけにはいかないので、2人分くらいずつ何セットかにわけての準備だけれど、そのうち1セットははじめて子どもがゆでてみていました。
「ゆで方でかわるもんだね」という彼。彼が言うほどにはちがいがないような気もするのだけれど、これは単にオヤジが味音痴なだけなのかもしれません。同級生には酒蔵の息子もいるけれど、ただ「おいしい」と好きなものを食べるわけでなく、どうおいしく、どう自分が作りたいものとずれがあるのかをきちんと知って仕事の質を調整しなければいけない、必ず「官能力」が必要な仕事をしている人のことは本当に尊敬します。
そしてただただ、好きなものを食べて「おいしいね、これ」と言っていればいい「客」であってよかったなと、そんなことを思うワタクシなのです。
新しい年も、プロに常に敬意を忘れない、いい意味での「客」でありたい。そして、自分の仕事については、ちゃんと「プロ」でいたい。
そう願いながら。
みなさん、良いお年をお迎えくださいませ。
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