腕金のはしのふさぎかた
病院の待ち時間に読んでいた「電柱鳥類学」という本。
日本中に電話や電気の線が引き巡らされてからまだ200年程度。そして、だんだんと電柱がなくなり地下埋設されはじめている現状では、まちなかの電柱にとまったり巣を作ったりする鳥というのも、ほんの一瞬の時代のあだ花なのかもしれません。
というわけで、写真は電柱の「腕金」の部分。このスペースはすずめの繁殖期に巣を作る場所になることがあるんだそうですが、雛や卵をたべにのぼってきた蛇などが感電=停電事故を起こしてしまうケースがあることから、電柱を上る生物がけっこういるエリアではこんな風に塞いであるんだとか。その塞ぎ方にも地域差がいろいろあるんだそうで「なんでも研究している方は、おられるのだなあ」としみじみ感じてしまいました。
それにしても、昨日の昼間は晴れている時間も多くて、今もきもちのよい青空。なにも、月食の時間帯だけ曇らなくてもねえ(笑)。
そんなこんなで、もうじきお昼。みなさん、おいしいお昼ゴハンを。
« 隠すもの、隠されるもの | トップページ | 山に沈む »
「まち」カテゴリの記事
- 今年最終サンタ稼業(2023.12.25)
- じぶんでつくるクリスマス(2023.12.17)
- 落差(2023.12.16)
- 向こうの雁木(2023.12.13)
- バスはなかなかこないから(2023.12.10)
コメント