やつらの成長
だいぶ「やつら」があちこちで花をつけ始めました。
もともと見て愛でる花として日本にやってきたらしいセイタカアワダチソウ。
確かに、ほんのり黄色になりはじめの頃の色の雰囲気はとても清楚で、雨上がりの水玉を含んでいたりするととてもいいのだけれど、育ちきって毒々しい黄色と、半ば枯れた足下を見るとさながら怖い魔女のようで(という比喩も、そのうちできなくなるのかしらん)。
とはいえ。
細い足でずいぶん高くなるコイツらは、あちこちで折れ曲がって横になっているヤツも多く、なんだか意に反して連れてこられて忌み嫌われている連中が、どことなく気の毒に思える部分も。
ブラックバスもそうだけれど、駆除してもともとのそのあたりのバランスをなんとか補正しようとすることは僕は賛成です。ただ、それを圧倒的正義として、なんの心の痛みもなく悪者討伐のようにやるのには、ひっかかりがある。
だから「申し訳ないな」と思いながら抜いたり切ったりする気持ちを、どこかに残しておきたいなと思うのです。それって「オレたちのせい」なわけだから。
そんなわけで、この時期はせめてきれいにセイタカアワダチソウを撮りたいと思う。思うのだけれど、あまりいい感じにはならなくて、毎年歯がみしています。
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