48時間の途中
もうずいぶん前のことですが、能生の村山常雄さんという方が人生の最後の仕事として取り組んでこられていたシベリア抑留で亡くなられた方の名簿編纂をお手伝いしていたことがありました。といっても仕事はあくまで村山さん。僕はたまにお伺いして、パソコンのうまくいかないところをお手伝いしながらとなりでいろいろお話をきかせていただき、おやつをいただいて帰ってきた。そんな、やられている仕事とはちょっと雰囲気のちがう、僕にとっては楽しい時間でした。
村山さんの仕事を引き継いだみなさんが中心となって、昨年はじめて行われた
4万6300人の死者たちの名前をリモートで刻む46時間Zoom
https://2020redress.wixsite.com/46hourszoom
という催しが、今年も開催中です。
今日は代休なので、9時頃からお昼くらいまでホスト役を務めることになっています。
亡くなった方ひとりひとりにはお名前があり、生まれてから亡くなられるまでの暮らしがあり、思いがあった。
「この土地で何人くらいが亡くなられた」から「この人がこの地で亡くなられた」に命を削って置き換えるというのが、晩年の村山さんの仕事。その仕事を通して、4万人を越える方たちの名前を読み、いろんなことを考えたいと思います。
こちらから、Youtubeにて中継を行っています。興味をお持ちの方は、よろしければ
①8/23(月)19:00~24(火)18:00https://youtu.be/rbs8mgt-WQA
②8/24(火)18:00~25(水)17:30https://youtu.be/sUdWNexLobM
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