行動変容
今朝は、ご近所の小学校で朝読書。
開始時間待ちに図書室にいると貸し出しカウンターに至るルートに、最近あちこちに溢れている「間隔をあけて並びましょう」の線がこんな風に設置されていました。
離れて並ぶことを学ぶ小学校。こんなに時事を意識しながら過ごす小学校時代って、なかなかないだろうなあ。これもまたいい経験・・・とは言えないかも知れないけれど、単に無味乾燥なルールを強要するのではなく、きちんとなにか「!」を付け加えて子どもたちに伝えようとする先生方の努力は、本当にありがたく思います。
それにしても。
感染者は時折出るけれど、概ね縁のない生活をしていると、東京で起きていることがまるで別の国のことのように思えます。
ベイスターズが横浜スタジアムで各所と連携してやった「満員実験」、ここしばらくのNPBとJリーグの上限1万人とか客席数の50%上限とかの食べ物・お酒も出す観戦も、それからそろそろと再開しはじめたプロが催すコンサートや芝居も。いずれもクラスターの起点にはなっていません。これは偶然ではなく、積み重ねられた知見で常にアップデートされていく対策を講じながら「でもこれは大丈夫」を確認しながら少しずつできることを広げていった結果。つまり「知見と経験に基づく科学」なのですよね。
でもそれは「なんとなく怖いからやめない?」には抗えない。
そうか、科学はいつでも、感情を説得できないのか。
ただ、これが続くと、いつまでもいつまでも「なんだかわからないけどいろんなことをやめておかなきゃいけない」時期は続きます。
理性的になろう。きちんと考えよう。
意味のある対策を、常にアップデートしながら。
だから「あれが無観客なんだから、これはやっちゃおかしいだろ」とか「これ中止なんだからあれもやるなよ」とか、そういうことは言わず、できることをできる形で、どうやったらできるか。そう思いながら「やる」ことを尊重しませんか?
本当に、ほんとうに、そう願っています。
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