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おとなりの公園住宅の子かな。
暗くなった公園で、お母さんと一緒に桜を愛でたりブランコに興じたりしている子がいました。なんだか、いいよねえ。
そんなこんなで、大声で酒呑む人も出店もなく、ただただ桜がちょうちんの光りにうかびあがる、静かなご近所の公園。
こういうの、なんだかいいよねえ。
ここは、3.11の直後も、なんだかよくわからないままに異様に怖がっていた去年の春も、催しはなかったけどちょうちんだけは吊った公園。
僕らは、春を待っていた。雪の中、ずっと待っていた。
雪国の桜への願いは、ある種の怨念。
春になってよかったなあの気持ち。その結実のひとつが桜なのだとすれば、やっぱり桜のしたにはちょうちんなのです。
今日もおつかれさまでした。
今朝の糸魚川タイムスは、一面に昨日の「ひすいスプリングコンサート」を掲載していただいていました。
10年ほど前、当時の市民会館の前田館長が「糸魚川にもオケを」ということで働きかけてつくった、ちいさなちいさなアンサンブル。
結局、バイオリン以外の楽器のメンバーが揃わず、週一バイオリン教室で年に一、二度の小さな演奏会というグループになっていますが、それでもなお、あの初回顔合わせのときに市民会館3Fの窓の外、だんだんと暮れていく空をみながら「夢みたいだなあ」と言われていた当時の前田館長の言葉をしみじみと思い出します。
というわけで、小1でまぜてもらったウチの娘も、当市を離れるということで昨日で一応一段落。
演奏の後、長い間お付き合いいただいた先生から、お祝いをいただきました。
富山から通ってくれている先生の、細工かまぼこのお祝い。なんだか、うれしいなあ。
小さかった頃、オヤジやじいさまが結婚式にお呼ばれすると、よくでっかい鯛の形のブツをもらってきて、それが生菓子だとがっかりし、かまぼこだと大喜びしたのを思い出します。いや、もちろん生菓子もおいしいのはすごくおいしいのだってことは、大人になってから知るわけですが、当時のあれは、デカくて甘いだけのものだったからなあ(笑)。
節目のお祝いに贈るものを、先生にいただけた春。大学受験中に二ヶ月休んだ以外はお世話になった以外はずっと通ったので、いろんな時にいい気分転換になったはずです。別本先生、本当にありがとうございました。
そんなこんなで、ほぼ毎週の火曜日、市民会館で「ひすい弦楽アンサンブル」はやってます。ちっちゃい子からお年寄りまで。
興味のある方は、ぜひ市民会館さんにお尋ねください。
小さい頃は、家の食卓にあがる魚といえばゲンギョ、イワシ、フクラギ、そしてメギス。
メギスは塩焼きやつみれにして味噌汁ばかりだったので、地元のお店で最近力をいれているいろんなメギス料理のよそ行き的おいしさにはびっくりします。
写真は、ついこの間コドモの卒業やら合格やらの祝い事でいったランチでのメギス押し寿司。かりふわの天ぷらを載せた押し寿司に、ツメ。
わさびとともに食べるのがとても幸せな味でした。
横町の すし廣 さん ( http://www.jade.jp/sushihiro/ )、いつもありがとうございます。
新設のえちご押上ひすい海岸駅。
上越の学校に行く最後の一日になりそうな上の子を、話しのタネにいつもの乗降駅ではなくこの駅まで送ってきました。
おもったよりちゃんと「駅」。
新幹線の高架下、ピアの間を使ったロータリーは案外広々しているし、送迎用の駐車場も数台。そして、もう駐輪場にはたくさん自転車が置いてありました。そうか、いままでは糸魚川駅から自転車に乗って糸魚川高校にいってた子たちは、今度はここからになるんだものね。
ロータリー、待合室、駐輪場などがこちらがわの上り線のほうにあるので、上越方面へ向かう下り線に乗るひとたちは、一度ここにたちよって向こうへと歩いて行くなんて人の流れも。ちゃんと、新駅ができたら新駅を使うスタイルが、できあがってくるんですねえ。
これもまた、春の始まり。
おはようございます。
もうすっかり雪は消え、畑仕事しているひとが見える、そんな田海から眺める黒姫。
ようやく上の子の受験の冬が終わりました。自分のことじゃないんだけれど、やっぱりほっとしますね。
ヤツはこの山が見えないまちに、いくのだなあ。
記憶の重み。それも相当に明示的な記憶ではなく、ふと視界の端っこにいつも見えていたものが見えなくなるときの寂しさと、戻ってきて再開したときのうれしさ。たぶん、僕が糸魚川駅のれんがしゃこの保存にかかわったときにいちばんこだわったのは、その部分なのだと思います。
山は、うごかずここにある。
たまあに戻ってきて眺めて「ああ、もどってきたなあ」と思う。
そんな山であり続けて欲しいなあ、黒姫は。
今日もおつかれさまでした。
今日は、子どもがお世話になっていたサッカーチームの「壮行試合」。
このユニフォームで集まるのは最後のこの日、下級生とのゲームを楽しみ、記念撮影して退団です。
ウチはずいぶん遅くなってから入れて貰ったけれど、ずいぶん楽しませて貰ったなあ。このあと、中学校でどうなるか。それもまた楽しみです。
糸魚川FC U-12、どうもありがとう。
やってみたいひとはぜひ、 https://ifc-u12.info/ まで。
今年は、おもったほど雪のカタマリの溶け際のふきのとうを見ない気がするのだけれど、そろそろあちこちからいただいたりすることも出てきて、ウチの冷蔵庫にもふきみそが常備されるようになってきました。
もう平地では雪はみかけなくなった糸魚川だけれど、ちょっと谷に入るとまだまだ雪はあって、溶けているところといえば木があったり、水が流れていたりする場所だったりするわけです。
そして、そういうところを見てみると、ちゃんとこういうものが生えているんだな。
このステップは、花が梅から桜へと移りゆくように、山もこごめ、ぜんまい、ワラビと進んでいくんだろうな、と。
今日は昨日とはうってかわって、だいぶあたたかくなりそうです。
おはようございます。
水曜日は定休日な権現荘から眺めるシャルマン火打スキー場の看板。
そうか、今シーズン12/18オープン予定なのか(笑)。
今年は、初日にちゃんとオープンできたありがたい年。確か、とってもいい天気でした。
オープンしちゃえばもう「いつオープン予定だったか」なんて、どうでもいいことなんだろうな。でも、「○日まで営業予定」になってたほうが、きっといいだろうにね。
ウェブサイトを見ると、まだ積雪量は3m越え。今年は5月連休まで営業してるのかな。
ただ、積雪情報の欄に「登山で入山するひとは届をだして。下山したら声かけて」と書いてあるあたり、もう春なのだなあと、そんなところにも春探しを思わずしてしまいました。
今日もおつかれさまでした。
そういえば、3月の終わりに須沢の群生地で咲くちっちゃい「低山植物」水芭蕉も、あの白い花のようなところは色が変化した葉というか茎というか、まあそんなものなのだと聞いておどろいたことがありました。
紫陽花の花も、花びらのように見えるところは実はそうではなくて、ちっちゃいカスカスしたところが「花」なんだとか。だから、こんな風に冬を越えても残っているのだなあと思う。僕は、このずいぶん時間を経た紫陽花の花が実は大好きなのです。
日差しをあびると、なんだかあったかそうだしね。
今日は、すっきりとした青空。きもちのいい一日になりました。
こういう日は、のんびり自転車に乗ったりとか、したいなあ。あとは、花粉がおさまってくれれば。
関東方面ではピークを過ぎたらしい花粉ですが、糸魚川あたりではこれから10日ほどが最盛期になるなんて予報も。ご同輩のみなさん、くれぐれもご注意をば。
姫川河川敷は、市内の雪捨て場のひとつ。はやく消えるように、上に泥を薄くかけて、黒くして熱を吸収しやすくしています。最近は日差しが温かくなってきたこともあって、はしから崩してさらにはやく消えるように作業中。
昨日読んでいたネットニュースによると、おなじく雪捨て場になっているおとなり上越市の関川河川敷では、積み上げた雪をはやく溶かすために、溝をつけて表面積を増やす作業をしているとのこと。確かに、言われて見れば重機をつかって長い溝を掘っている作業、毎年みかけます。
その記事の最後にあったのが「溶けた後残ったごみを片付けてから返す」というくだり。
確かに、雪にはいろんなものがまざっているし、雪は溶けるけれどゴミは溶けないものね。溶けた後にはいろんなものが残るはず。
雪捨て場のあたりは高田城址観桜会のときの駐車場になるあたりの近く。その頃眺めても、ごみだらけなんてことはないし、溶けた後の掃除、されているんだなあとあらためて認識しました。
んで。
写真は、今日の田沢小学校の駐車場。
積んであったおおきな雪山もあとほんのちょっととなり、前に山があったあたりにはたくさんの松葉が落ちています。さすがに松の防風林に囲まれた小学校。これも、体育祭前の保護者活動で掃除になるのかな。
それもこれも、春の訪れのひとつの形なのです。
子どもが3年間通った高校の通学路にあるパン屋さん。サンドパンとか、笹だんごパンとかを買いながら、店長さんといろいろ話すのが楽しかったようです。
そんなこんなで「もしかしたら3月までだと最後かな?」のときに、つい買ってしまった笹だんごパンのちっちゃいトートバッグ。なんだかこれ、いいよねえ。
あわせてものすごく熱く語られたのが、全粒粉クッキーになって売っている「雪の下こむぎ」のこと。
上越市内で育てている、秋に植えて、芽が出た後に雪の下で一度つぶれて、その後雪解けとともにもう一度立ち上がってくる小麦とのこと。
たとえば、渡辺酒造店の社長に日本酒「根知男山」の話しをお聞きしていると、造りの話しよりもずっと米作りの話しのほうが多くて、いかに根知谷が米作りのためにいい場所で、そこで丁寧にいい酒米を育てているのかをとてもとても熱心に語ってくれるのだけれど、ここんちの店長さんが語る「雪の下こむぎ」の話しもそんな感じ。どんなクッキーやパンなのか、その香りや食味は・・・よりも、小麦と、小麦を育てることそのものの話しのほうがずっと多いのです。
なんだか、そういう思いが込められたブツって、いいよねえ。
そんなこんなで、全粒粉がたっぷりはいったざくざくとしたクッキー。おいしいですよ。
今日は、ひさしぶりに海岸線をずっと新潟から走って戻ってきました。たまにはこういうのも、いいよね。
おやすみなさい。
ゴミを焼くところや、うめたてるところ。火葬場。臭い家畜を飼うところ。迷惑駐車がひっきりなしになりそうなところに、うるさいところ。きっと、大きなダムや原子力発電所などもその類い。
僕らの暮らしは、いろんな問題を解決しなければ成り立たない。その問題解決がすべて近所で小さい規模で行われていたのが昔で、それがどんどん大規模・効率的・なおかつ「みえにくいところ」に追いやられているのが最近。だから、特に都市部のひとたちは、どこかで問題解決が行われているということを意識しなくなってしまうこともある。
今日も、所用で柏崎刈羽原発の横を通りながら移動しました。
この電気も、いまは稼働していないけれど「東京電力」のものなのだよねえ。
イヤなものはイヤ と 問題解決。この2つをいかに両立させるかに智恵を絞る。震災で僕らが思い知ったことは、ここを忘れちゃいけないということなのだと思います。
移動中、震災を語るラジオ番組を聴きながら。たしかに、テレビは奪うばかりだけれど、ラジオは寄り添うひとたちだな。
わすれていいことはわすれ、わすれずにいるべきことはわすれないための一日。
それをきちんと思い出しながら。
ウチの子たちのサッカーチームのホームグラウンドは、ひとつが海岸のすぐ近く、海が荒れると砂が飛んでくるようなところなので雪はなし。ただ、もうひとつの能生のグラウンドは小高い丘の上なので雪もずいぶんありそうだな・・・と思っていたら、先日いってみたら全面きれいに消えて、使えるようになっていました。
もう春なのだなあ。そう思いながら今度美山を通りかかると、美山球場はこんな感じ。まだ雪でゲートを動かせないくらいでした。
谷に入っていくと雪がたくさんあるのは織り込み済みとして、まちから近い場所でも、こんな風に雪の量は場所でちがうのだなあ。
雪が消えたところを歩くとあちこちで盛大に木が折れていて、今年は本当に雪が酷かったのだなと思う一方、おなじ3月はじめの雪の残り方としては「案外ことしは消えるのがはやい」という気もします。そうはいってもここんとこ、あったかい日が多いからなあ。今日はとても寒かったけれど。
いろんな意味で埋め合わせが行われながら、季節は進んでいく、のだなあ。そんなことを思いながら。
おやすみなさい。
山道をうろうろしているときには、雪の溶け際を「ふきのとうないかな」とちょっと注意してみています。でも、なかなかないなあと思っていたら、糸魚川駅のすぐ近くで、アスファルトを割ってしっかり出ていました。アスファルト、かえってあったかいのかな。でも、割れ目からって、すごいなあ。
今日は、おうちでバル街の日。午前中の仕事を終えて、このあと駅の反対側のヒスイ王国館でいろいろ買い込んでのなかなか優雅なお昼でした。
重寿司さんの巻き寿司、Mana'Oのおつまみ、大瀬の甘エビカレー、多喜の生ハムサンド、つきとくの点心、くろひめの翡翠バーガー...。
次が楽しみです。でも、できれば次は、お店のハシゴで。
スタッフのみなさん、おつかれさまでした。
いよいよ3/13に開業する押上の新駅。
駅名が「えちご押上ひすい海岸駅」ということで、よく「青海(アオミ)に行きたいのに青海(当地)への経路が出てきた」みたいな混乱を東京方面のひとにおこすことはないかもしれません。でも、スカイツリー界隈でときおり見かける「押上一丁目」「押上二丁目」「押上三丁目」という名前の日本酒は、このご近所、雪鶴の田原酒造さんの醸造なので、ご縁がないわけではありません。
JR大糸線の姫川駅ができたときみたいに、ホームがあるだけの簡素な駅なのかと思えば、ちゃんと屋根もついてるし、バリアフリーのためのスロープもある。はじめ「こんなにお金がかかる」という試算を見たときは、そんなわけないだろと思ったけれど、それなりにちゃんとした駅になって、なんだか開業が楽しみです。
そんなわけで、久しぶりの自転車移動のついでに、まだフェンスの向こうの駅をいちまい。
開業を祝って、傳兵さんがお弁当をつくったり、雪鶴さんで特別なお酒を造ったりするとのこと。それも楽しみです。
あと一週間、だな。
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