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2020年12月31日 (木)

朝の白

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 大好きな絵本のひとつに、おとなり上越市出身の川端誠さんの十二支のお節料理には「一夜明けたらお正月」のページで、無音・真っ白の風景の見開きがあります。
 一日ずれているけれど、今朝はまさにそんな感じ。周りに雪が全然なかった海岸近くのウチのあたりも、朝起きたらうっすらと白くなっていました。ちょっと青空も覗いていたりして、大雪ということもなく「雪化粧」くらいかな、と。

 今年はなんだかいろいろありました。
 一方で「煽りはどんどんなれていき、伝える側もインフレしていくんだな」ということをひしひしと感じた年でもありました。
 春先の一気に冷えたまちなかに比べて、昨日のニュースで伝えられた「会食は絶対やめてください」というとあるボスの会見で、まちなかのひとが消滅することはなく、あきらかにメッセージの「効きが悪くなった」のを感じます。

 テレビでは日々延々と、冷静にきちんと考えるのではなく「煽って」いました。たとえば東京フレンドパーク以来けっこう好きだったホンジャマカも、恵サンの顔を見るだけでなんだかムカムカするようになったり。
 煽りはどんどん麻痺していくから、その分インフレしていく。そして、その一方で「煽ることができない」静かな話は取り上げられなくなる。

 そうじゃなくて、判断基準をきちんと並べて、みんなが自分で考えられるような、そんな呈示ができる世の中に、来年はなるといいなあ。

 今日は、新雪の山道でスタッドレスタイヤ思ったよりグリップするのに驚いた一方、凍った踏切で発進しようとしてタイヤが少し空転したりもして、きちんとした準備は大切だなとか、「やってるから安心」なんて思っちゃいかんのだよなとあらためて思ったりとかした朝でした。
 もう少し働いて、そのあと神棚の掃除をして、ゆっくりしたいとおもいます。

 みなさん、煽ることなく、人を貶めることもなく、おだやかなよいお年をお迎えください。

 

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