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2020年9月 4日 (金)

海の道

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 海面に出てくる模様を「潮の道」と呼んだのは、以前糸魚川での音楽ステージをいくつか企画いただいた仙道作三さんでした。
 道ってのは、どこかにつながっているもの。
 どこかへ出かけるときに通っていくもの。

 はやく、COVID-19の位置づけの見直しがないかなあと強く思います。
 ゼロ感染を狙うための「○○禁止」。
 中には、やってもやらなくてもほとんど有意差のないようなことを「感染防止のため」と禁止するようなことがやまのように行われています。爆発的拡大の抑制フェーズならともかく、既にある程度広がっていて、なおかつ以前考えられていたよりも重篤化比率が低いことがあきらかになった今の状態では、「いつ誰が感染してもおかしくない」を悲観的に捉えすぎずにあたりまえにするしかない。
 インフルエンザに罹ったひとに「どこでなにをやっていたから感染したんだろう」と糾弾するひとはあまりいません。感染のモトになった「接触」をリストアップしろといっても、ありていにいってしまえば「なぜ感染したか(またはしなかったか)」はわからないというヒトのほうが圧倒的に多いでしょう。おなじ扱いになるべきです。たとえば、幼稚園に「ノロが○人出ています。注意してください」とおなじように「新型コロナで3人休んでいます。みなさん気をつけましょう」とか、場合によっては学級閉鎖があるとか、その程度の「ふつう」の反応。

 未知の、怖くて怖くて仕方なかった時と今では、僕らが手にしている情報はちがいます。だから、おなじ対応には共感できません。
 病気の位置づけは、変えるべきです。

 ちゃんと気をつけた上で、もっと「ふつう」に動きましょう。
 これは「ふつう」でいいかどうか。考えを止めずにきちんと再検討しましょう。

 もう、そういう時期だと思うのです。

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