4975人
毎年「たくさんの親子にとってサッカー観戦が日常になるように」催されているバスで県内各地から行く観戦モニターツアー。
今年は初夏の頃の分はCOVID-19絡みで中止になっていたので、この日の長崎戦が今シーズンようやく二試合目の開催でした。
リスペクト・フェアプレイデイズのゲームということで、差別などを容認しないという宣言が両チームの選手から行われ、一生懸命頑張られているのにいろんな場面でもの言われることの多い医療関係者の方への差別へのNoも強く呼びかけられました。
この日は上限5000人の観客を入れたゲームで、入場者数は4975人。となりのひととの間は3つ空き席が設定されているようで、それでもがらんとした感じはなく、充分に熱いゲームを楽しむことができました。
チャントなどの声にかき消されずにプレイヤーの声が聞こえる分、かえってサッカーに集中するにはいい環境かもしれません。
手洗い、マスク、スタンドでの飲酒・大声での応援や指笛などの禁止など、例年に比べていろんな意味での制限がある観戦。
でもその一方で「だから不要不急のものは辞めてしまえ」という不要不急扱いされる分野のひとにとってはおおいに異議申し立てしたくなる状況をちゃんと脱して行きたいひとたちの、いろんな工夫と挑戦があるのを見て、なんだか勇気づけられました。
把握し、手に入れた新しい知見・知識をもとに、やっても問題がなさそうだとわかってきたことはどんどんやっていこう。
リスクの最小化を目指す一方で「ゼロリスク」なんて荒唐無稽なことを目指す態度や、「ゼロリスク」をほんの少しだけでも冒すことを異常なまでに非難することもやめよう(特に田舎町での外から訪れるひとたちに対してのこの態度は、今後何年も、何十年も、僕らに対してしっぺ返しをするはずですから)。
あたりまえのことをあたりまえのように。できる範囲で。
その「できる範囲」を模索することが知恵なのであって、そこを考えないというのは、大人の敗北なんじゃないか。そんなことを思うワタクシなのです。
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