消雪パイプの威力
もちろん、雪の日にもその威力は痛感するのだけれど、すっかり溶けた今も、ときどき感じることがあります。
たとえば、最近週末はいつも混んでいる、糸魚川駅の駐車場。
ここには、「北アルプス日本海広域観光連携会議構成市町村優先駐車場」なるエリアがあり、元々は青い色に塗られていたのです。
それが、今や車止めの前は消雪パイプからの水のさび色ですっかり青い色はなくなり、ほかと区別がつかない状態。
そもそも「北アルプス日本海広域観光連携会議構成市町村」なんてどこなのか、関連の役所や団体の職員の方以外、きっと誰にもわからないんじゃないかと思うんですけどね。看板に該当市町村のイラストっぽく塗り分けた地図を貼るなり、市町村名を書くなりするだけでぐっとわかりやすくなるのに、こういう自慰のような事業は、きちんと考え直すといいんじゃないかなあ…と思っていたら、色分けが風化してほとんどないことに戻りつつあるくらいですから、色がなくなること自体も誰も気にしていないのかもしれません。
でもこれ「一事が万事」の典型例のひとつなんじゃないか。そんな風に思うワタクシなのです。
ちょっとした酔狂で、糸魚川から黒部宇奈月温泉まで。片道一駅だけ新幹線に乗った日に。
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