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2018年7月 5日 (木)

馬かとおもえば

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 朝の海岸散歩のときは「あ、馬だ」と思ったのだけれど、大きな写真を見てみると、馬の目のように見えていたうしろ、たてがみっぽいところにヒトの顔のようなものが見えます。
 ほんとに、ひとはなんでも「顔」に見える仕組みの脳を、持っているんだなあと思う。このおかげでいろんなことを面白がれます。

 さて。

 昨日は、下の子の授業参観。小学生の授業参観も、50近くになってから見ると、いろんな発見があります。
 平行四辺形の作図は、理系のヒトが図形で考えるトレーニングをしていれば、もう慣れたもの。だけど、小学生にはけっこう難しいわけで。「理系のオトナ」なら、「このルールに沿った作図をするのだよ」ということだったらたとえば辺の長さや角度が適当なスタート地点でもいいのだけれど、よくわかっていない小学生はそこできっちり分度器ではかったり、「3cm」の線をひいたりするので、黒板の上には台形だのひしがただのも登場して・・・。概念に落とすというのは、案外と難しいコトなのだな、とか、先生がこういうトライをしようとしているのだなとか、技法のこと、トレーニング手段のこと、いろんな発見があって、毎回いつもすごく楽しく眺めてしまいます。前回見たときには、ワールドカフェで行われるファシリティトのようなやり方が登場していたし、いろんな攻め方をしているなあ、と。
 必ずしもそれがうまくいっていないときもあって、子どもたちは「先生がなにか混乱している」ように見えるときもあるようです。なので、ウチでは「先生はけっこうスゴいことをやろうとしてる。あったまいいなあ」みたいなことを言うことにしています。先生には、軽蔑よりは敬意があったほうが、ずっとうまくいくことが多い。小学生の浅知恵で軽蔑するよりは、「へえ」と思うポイントを一緒に探したほうが、ずっといいんじゃないか。

 そういう意味では、親が子どもの前でする雑談での先生へのコメントって、けっこう左右するよね。そんな気もするのです。

 さてさて、風も収まってきました。雨も酷くならないといいんだけれど。
 ではみなさん、おいしいお昼ゴハンを。

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