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2018年6月21日 (木)

むかしはなかったもの

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 先日の言葉のこともだけれど、最近ときどき考えるのは「均質化」のこと。
 いろんなところのいいところを取り入れていくのはいいことなんだけれど、お互いマネし合ってみんなが似てくるってのは、ツマんないところもあるなあと、そんなことを時々思います。

 さて。

 今日は仕事で日帰り関東なんですが、あちこちの駅で北海道にイカをたべにいこうっていうキャンペーンポスターを見かけました。
 ウチのあたりでは、僕がこどもの頃はイカは「いつもの刺身」。魚をたくさん食べたウチのあたりでも、「ごちそうの魚」と「いつもの魚」ってのはあって、中には新鮮なのは取れてもあんまり当時は刺身で食べなかった魚もあって(たとえば鰯は生ではほとんど食べた覚えがありません)、そういった「エラい度分け」でいけば、イカはどちらかというといつものゴハンより。ミミ(エンペラ)の部分は細く切って「その他大勢」の小皿まわし。身の部分をちょっと大きな皿に盛って、足は冷凍しておいてまとまったら叩いて揚げたりといった形がウチでは多かったのかな。だから、はじめてこのポスターみたいな「活け作り」を博多あたりでみたときには、びっくりしたのを覚えています。
 このスタイル、昔は九州方面でしか見なかったような気がするんだけど、北海道でも、あるんですねえ。
 イカをたっぷりのっけたご飯にわさび醤油をかけ回してかっこんだりとか、したいなあ。
 こういう、いつもの刺身をおなかがつめたくなるくらい食べるってのは、時々とってもしたくなることなのです。

 そんなこんなで、これから糸魚川に戻ります。打ち合わせ一本のために十分日帰りできる距離。ありがたいような、ありがたくないような(笑)。

 では、みなさんももうちょっとがんばって、おいしい夕ゴハンを。

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