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2018年5月27日 (日)

しみじみと

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 昨日放送された「金よう夜 きらっと新潟」での加賀の井さんの特集を、今日の昼間しみじみと見ていました。
 まじめにものを作れば、いろんなことで「できる範囲をどう超えるか」で歯がみする部分はあり、ひとが何人かいればいる人数分の意見の食い違いもある。厳しくやってるからといっていいものができるというわけでもなく、そこは厳しい改良の道を模索していかなければいけないわけで、その一部だけでも覗き込むことで「加賀の井に限らず、僕らが呑んでいる酒はこういう思いで作られているのだな」と、あらためて思うわけです。

 とはいえ。
 日々しんどい思いをしているのは、僕らもおなじこと。だからこそ、しんどい思いをしたひとが「今日も疲れたなあ」と思いながら、一杯やって「ああ、うまい。明日もがんばろ」と思える。そんなお酒を呑みたいと思う。

 日々を重ねていくことで、作り手のことを必要以上におもんばかることなく、美味しい好きな酒を選んで呑む中に、糸魚川のお酒がちゃんと入っているという感じになると、いいなあと思います。

 そんなわけで、加賀の井仕込二号の純米吟醸。買ってきた畑亀商店さんでは「本醸造はけっこう手に入りやすくなるはず」というお話も聞きました。普段着の酒を、普段着的な買いやすさで。だんだんそうなっていくと、いいなあ。
 畑亀さんの入り口の幕とおなじデザインの手ぬぐいもいただいたので、これでお酒を包んで持ち帰ってきて、昨日残しておいた半分を今日にこにこしながら呑みたいと思います。

 みなさんも、おいしい夕ゴハンと晩酌を。

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