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2018年5月13日 (日)

ここで、呑む

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 一昨年暮れの大火で被災された加賀の井さんのタンクに、絞ったあと熟成中だった大吟で、火事を経ても出荷OKなお酒があったことを聞いたとき、ぜひ呑んでみたいと思いました。ただ、きっと手に入らないだろうなあ、と。
 おなじく被災された酒屋さんが声をかけてくれて、ウチの冷蔵庫に収まったときに決めたのは「もったいなくてずっと呑めないうちに呑み頃を過ぎてしまうのは嫌だ。だから、新しい蔵で醸したお酒を呑む機会があったら、お祝いを兼ねて呑んじゃおう」ということ。

 先日の一号仕込の本醸造、だいじにだいじに昨日呑みきりました。ちょうど、家族の誕生日の週末ということもあって、今度はこれをあけようかな、と。
 これも、封を開けてからすこしずつかわっていくニュアンスも含め、何日かかけて呑みたいと思います。
 もうじき、平成29酒造年度の最後に滑り込むように純米や大吟が出てくると思います。毎年その蔵のお酒を楽しんで「今年のは、こんなだねえ」なんて話しができるのは、幸せだなあと思う。あの日終わっちゃった蔵じゃないのだもの。これからも続いていく酒蔵なのだから。お酒は呑んで楽しむもの。だから、おいしくいただきます。

 そんなこんなで、みなさんもたのしい夕ゴハンや晩酌を。

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