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2018年4月 2日 (月)

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 日曜日にお伺いしてきた 根知男山・豊醸蔵のお話をもう少し。
 写真は、入り口の壁に吊ってある大きな一枚板の中に見つけた「顔」。
 木はひとつもおなじ模様はないので、見ていると本当に面白いです。

 今回の建物では200本を越える樹齢80年以上の杉を、地元の山から切り出し、地元で乾燥させ、地元の製材所で板や柱に(しかも12mもの長い材のままで!)製材し、それを地元の棟梁が建てたとのこと。
 2階はどこか大正モダンを思わせるしつらえなのですが、一部屋だけ梁や柱、天井がそのまま見える状態になっている場所があって、そこを見せていただくと「頸城のあたりだけでみられる雪に備えるための天井裏の構造」などがあったりと、雪国の大工の棟梁の技術の蓄積がたくさん見られます。

 デカくて重いものを、地元でちゃんと確保し、加工して、その場にそのまま建てる。あっちこっちに動かすための労力(やCO2や・・・)もかからないし、地産地消のひとつの形でもある。なにより「自然だなあ」と。

 このあと、機会があればそのたびに、建物の自慢を関係者の方と一杯やるたびにお聞きしたいと思います。建物の自慢は、そのまま根知谷の自慢。そして、根知谷に住むひとや、そのひとの手にある技術や、できる仕事の自慢でもある。おらがまち、なかなかいいよっていう話しになる。
 だから、いろいろお聞きするのが楽しみなワタクシなのです。

 さて、あちこちで桜もさきはじめました。あとは、すこし余裕をつくって、眺めに行くだけだな(笑)。
 ではみなさんおいしい夕ゴハンを。

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