選択と集中
毎年、通りかかるたびに思うこのいきどまり。
全部の道を除雪なんて、とうていできない。ならば、今必要な道、特に必要な道だけ、さきにどうにかしなきゃ。中には「必要だけど、ちょっと優先度は低い」なんて道もある。それは、みんなでがまんする。
雪ってのは、いろんなものを可視化するブツだなあ。
今日は、きらら青海で「これくらいの雪、いつもだったよなあ」という話を地域のじいちゃんたちとしていました。
除雪だって、いまのほうがずっときれいにしてくれる。そもそも、僕が小学生のころはまだラッセル車がめずらしくて、ほとんど左右にかきわけていくだけでたまっていくとどうにもならなくなっていったし、一桁国道でも「根雪」的に路面が白いままの時期がかならずあったように思います。
要は「降ったらいつもどおりにはできない」という、雪国ならではのあきらめが、もっと徹底していたということなんだろうなあ、と。お店にものがなくなるのも、どこかへ移動できなくなるのもあたりまえ。それを織り込んでいろんなことを考えていた。もちろん、それで生産性は落ちるんだけれど、それも含めて。
そういう感覚って、もうすこし戻ってきても、いいのかもしれないなあ。
少なくとも「対策が不備だ」と声高に言うより、この時期の、(たとえば関東の大雪のように、滅多に来ないことの)対策としては、ずっと建設的だという気もする僕なのです。
そんなわけで、雪が降っている地域のみなさんは、午後からもおとなしくお過ごしください(笑)。
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