うちのお雑煮
うちのお雑煮、とか、年取り魚は鰤か鮭か、とか。
年末年始にはそういう話しをよくします。でも、実はみのまわりのお節とか年取り魚ってけっこう家ごとにちがう。大晦日、ウチの母の実家ではなくなったじいちゃんが采配するすき焼きだったそうだし、ウチではその年によって刺身が並んだり鮭だったり。ただ、必ずあったのはゼンマイの煮物やワラビの和え物といった山菜のごちそうだったように思います。
話しをしていると、糸魚川駅まわりの古くから商いをされていた方たちは「年取り魚」の話しをされるので、きっと高度成長期以前は、糸魚川でも「城下」のあたりだけにそういうお武家様的なかっちりした習慣があって、あとは「お正月だからいつもよりちょっとごちそうにしよう」という感じだったのではないかと、そんなことを思います。だから「刺身!」だったり「肉!」だったり、みんなが豊かになっていくにしたがって、「ごちそうアイテム」が追加されていって今に至っているので、そんなにかっちりと「この土地はこう」って形で固まっていないのではないかと。
(正月、年取りだけではなく、クリスマスにまで持ち帰り寿司やさんが混むのも、この「節目にごちそう」=「ごちそうは刺身」みたいな感じが、きっと残っているんだろうなあ、と。新潟県全域でこの傾向はあるそうです)。
そんなわけで、ウチの雑煮はこんな感じ。なんでも「7品入れる」そうで。醤油味、焼いたお餅です。
今年もよろしくお願いいたします。
みなさんにとって、2018年がとてもいい年でありますように。
« 大晦日に自転車で | トップページ | ぼくのまちのやまに »
コメント