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2017年11月30日 (木)

むべなるかな

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 ご近所の幼稚園の「えほんまま」に、月イチでお伺いしています。ままでもないし、コドモも卒園して久しいのだけれど、毎月年少さんと絵本読んで「ぽたあん」とかやってくるのは、なかなか楽しいんだな。
 んで。
 この日は、園のいりぐちで「むべ」が飾ってありました。ちょっとあけびよりこぶりで、あざやかな色の実。ご一緒させていただいた年上の方が「あの『むべなるかな』のむべか」と教えて下さいました。基本的に植物の判別がつかないワタクシとしては「ちっちゃいあけびじゃなくて、ちがう種類なのね」とまたひとつ賢くなったわけで(笑)。

 おなじくこの日、園内の木になったキウイもごちそうになりました。採ったばかりのとき、一度園児たちといっしょに味を見て、そのあと「りんごさんといっしょにすこしねんねしてもらおうね」と話しをして、また味見するんだとか。あんなにすっぱかったものがこんなに甘くなる。きっと、驚いただろうなあ。

 そういう「!」がたくさんあると、いろんなものに興味が持てるようになる。思えば、僕が毎月はいっている年少さんも、春の頃に比べてずいぶん「静かなお話」とかも楽しめるようになりました。
 それもこれも、先生方がこういうたくさんの「!」をいろんな折々でこどもたちに見せてくれて、まわりにはいろんな面白いものがあるんだってことが、すこしずつわかってきたからなんだろうなあ。

 いつもの仕事とはちがう場にちょこっと顔を出すということは、こちらにもたくさんのフィードバックがあります。「!」に遭遇しないと、ツマんないものねえ。

 さて、今日からはまたすこし寒くなりそうです。みなさん、あったかくしてお過ごしください。
 では、おいしいおひるを!。

2017年11月29日 (水)

はやく冬眠しねえかなあ

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 先日、コドモがこんな手紙を学校から持ち帰ってきました。
 そういえば、先週は道を横切るイノシシと中学生の自転車が軽く接触したなんてこともあったし、この数日後には「クマ、イノシシ、不審者に注意」という手紙も貰ってきました。

 そうか、熊 >> イノシシ >> 不審者。糸魚川では、不審者よりも熊のほうがずっと怖いんだな、今は(笑)。

 昨日、長野方面を移動してきて、まちがいなく山の方では雪が来ているんだなあと実感しました。そろそろ、熊のシーズンも終わり…のはず。連中も「最後のかき入れ時」なんだろうね。

 そんなこんなで、すこしずつ、冬。明日はだいぶ気温も下がるようです。
 あったかくしておやすみなさい。

2017年11月28日 (火)

山の雪

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 今日は仕事で隣県で打ち合わせ。昔、家人が単身赴任していたあたりだったので、なつかしいお店にいくつか寄ってみたら、定休日だったり、もうだいぶお店の方がお年だったのだけれど閉店されていたりと、ちょっと残念な日でした。
 ただ、山はきれいだったなあ。

 毎日通っている家人曰く「長野と新潟で天気がちがう日が増えてきた」とのこと。確かに、白馬までいったら山はまっしろで路肩にも雪。鬼無里のあたりで西の方を眺めると、こんな感じでもう山は真っ白でした。

 山の方から、すこしずつやってくる冬。ほんともう、冬なんですねえ。
 もうじき12月だものなあ。

 そんなこんなで、みなさん、おいしい夕ご飯を。

2017年11月27日 (月)

モチベーション

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 うちの街には、うちの子たちがお世話になっている、地元のチームも含め、小学生のサッカーチームが2つあるのだけれど、練習量や選手層のこともあってもうひとつのチームには、いつも全然敵いません。
 だから、連中も「あそことやるときは、仕方ないよな」。それが、昨日の試合では、この学年のチームではじめての勝利。考えてみればおなじ学年なんだし、スカウトが来るようなとんでもないプレイヤーがいるわけでもないわけで、勝負になるはず。それが実感できたことが本当にうれしかったようで、表彰式がはじまる何分も前から整列して待ってたり、トロフィーといっしょにひとりひとりが記念撮影したりと、なにかが切り替わったような日でした。

 この日の「大会」は、市内のライオンズクラブさんたちのプレゼント。午後からは元日本代表の城彰二さんと、プロフリースタイルフットボーラーの横田陽介さんのサッカー教室も開いていただき、みんなでサインまでいただいてものすごくモチベーションがあがったようでした。
 これで、練習にも熱が入るようになるかな(笑)。

 昨年の大火のあと、本当にいろんな方が糸魚川を元気づけようと、お越しいただくことがふえています。もちろん、今回のライオンズクラブさんのように、読んで頂く地元の方のいろんな熱意も、ありがたい限り。そういったもののおかげで、子どもたちは楽しくモチベーションをあげていくわけで、なんだかいい経験してるなあと、うれしくなるのです。

 城さん、横田さん、糸魚川ライオンズクラブのみなさん、本当にありがとうございました。
 そんなこんなで、そろそろお昼。みなさんも、おいしいお昼を!。

2017年11月26日 (日)

グラデーション

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 鮮烈な朱色ではなく、水平線あたりは鉛色。それでも、すこし青空が広がると、低い雲は斜光できれいな赤い色になって・・・。

 冬の季節の「いい天気だなあ」は、場合によっては全部鉛色のところに日差しが当たって金属のように照るあの感じ。そこまではいかないけれど、この雲色まであるグラデーションが、だんだんと寒くなっていく日本海側のグラデーションだなあと、そんなことを思う昨日の夕暮れ。ひさしぶりにこどもたちといっしょにずいぶん遠くまで散歩してきた帰り道。一日で2万歩くらい歩いたけど、こういうのも雪が降ればできなくなっちゃうし、今のうち、なんですよねえ。

 うってかわって今日は冷たい雨の一日。最初はそこそこあったかかったものの、どんどんと冷え込んできました。
 みなさん、あったかい夕ゴハンを。

2017年11月25日 (土)

思いは、目に宿る

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 時々、オデュッセイア外伝~未来へつなぐためにの稽古をのぞきに行っています。
 夏前から続く稽古も、いよいよ本番まであと2週間。ステージ上で衣装を着けることもでてきて、どんどん「ああ、もうじきなんだ」という高揚感と切迫感が、どっちも襲ってきています。

 出番だけが、舞台じゃない。今の舞台の上での物語が自分の登場場面につながり、自分の場面が、ほかのひとの場面につながる。だから、客席で稽古を見つめる視線も、時に怖くなるような、凜と張り詰めるものになったりすることも。こういうとき、声はかけられません。ただただ、眺めるだけ。そして「いい舞台になるといいなあ」とあらためて思うのです。

 12/10の舞台。ぜひ、多くのひとにお越しいただきたいと思います。
 チケットは市民会館、きらら青海、能生事務所などのプレイガイドの他、出演者やスタッフからもお求めいただけます(もちろん、僕にお声がけいただいてもご用意します)。
 ぜひぜひ、お越しください。もうチケットをお持ちの方は、お友だちをぜひお誘いください。

2017年11月24日 (金)

白くなる

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 音もなくしんしんと降る雪というのは、季節のはじめよりは、本格的に寒くなって、もう何度も雪が降ったあとの頃という印象があります。どちらかというと、初雪はあられのより白く固いものというイメージ。ばちんばちんと叩くようにやってきて、まわりをツブツブだらけにする。でも、そのまま積もるわけではなく、いつのまにか雨にかわって消えてしまう。空では雷がぴかっと何度も光っている。風は強く、木々はものすごく揺れている。そんなイメージ。

 今朝は、そういう意味で日本海側の海岸沿いの典型例のような、シーズンはじめの雪模様のあれた朝でした。まさに「いたそう」な天気。
 こういうのが何度か来るうちに、今度は音もなく降って翌朝起きてびっくりというような季節がやってくるのだろうな、と。

 市振方面の仕事のおかげで、お昼はピアパークにある「漁火」のランチにありつけました。かに天丼に味噌汁と漬け物がついて、500円。思わぬごちそうです。

 では、午後からもみなさん、あったかくしてお過ごしください。

2017年11月23日 (木)

赤いろうそくが浮かび上がる季節

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 姫川港の、まるで赤いろうそくのような灯台。
 市内の高台から眺めると夕方の斜光にうかびあがるコイツは、青空がきれいな夏よりも、鉛色の空が日差しを受けてにぶく輝く、冬の晴れ間のほうがずっときれいにみえるような気がします。

 そして、そろそろヤツのそんな姿が浮かび上がる季節に、なってきたのだなあ。
 今年は、ひさしぶりに11月のうちにウチ中の車のタイヤを雪タイヤに交換。濡れながら作業を終えて、昼メシを食べたら、風は強いものの空が青くなってきました。ちきしょー(笑)。

 でも「よくなってから」「はれてから」とか言っていると、そのうちまた降ってきて、いつのまにか機会を逃してしまう。昨日は、上越でノーマルタイヤのカーキャリーが、車を積んだまま橋でスリップ。欄干を壊して積み荷の車は下の川に落下なんて大きな事故もありました。
 くれぐれも、はやめのタイヤ交換を・・・と、堂々と言える立場になって、一安心している僕なのです。

 事故といえば、昨日の夕方、小学校からのメールで、近所の中学生が自転車で猪に接触されたので注意するようになんてお知らせも。冬を前に、連中も動きがはげしいし、みなさんいろんな意味で、ご注意ください。

2017年11月22日 (水)

雪月花ではなくキハ120だけれど

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 美山公園に、気持ちのいいベンチがあります。以前ここの「達人」Mさんに教えて頂いて以来、あったかい時期にはときどき弁当を食べたりしているのだけれど、もうじき雪でいけなくなっちゃうかも・・・ということで、昨日の夕方、すこしここでコーヒーを飲んだりしておりました。

 んで。

 日頃、踏切待ちをしていると、いつまでもいつまでもあかなくてイライラしたりするのだけれど、こうやって俯瞰で見てみると「来る前」はけっこうはやくから閉めるものの、通り過ぎたらほんとにすぐあけてるんだなあと思う。
 今朝子どもが「つくばエクスプレスで20秒遅れたのを発表したニュースって知ってる?」と聞いてきたんで、「きっちり埋めたダイヤの中で、○分遅れたとか、一本運休とか、そういうことにすぐに対応してダイヤ組み直して運行できるのがどれくらいすごいことか」なんて話しをしながら学校へ送っていきました。そういう前提があるからの「20秒遅れでもちゃんとほかへの影響をコントロールした上で安全運行できる」ってのは、すごいことなんだろうなあ、と。

 先日の雪月花大糸線運行のときには、ここにも三脚がたくさん並んだんだろうな・・・なんてことも思いながら、手持ちでちょこっとだけ撮影。のんびり一両編成の列車を眺める夕方ってのも、なんだかいいもんでした(そのあとの仕事はけっこう長くなりましたが(笑))。
 そんなこんなで、今日もなんだかいい天気。おはようございます。

2017年11月21日 (火)

姫川河口の変遷

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 今朝ではなく、昨日の朝の写真ですが、今日は姫川河口を一枚。
 手前に見えているのは、先日の大荒れで砂の中から出てきた八千川河口暗渠です。そのすぐ横まで、姫川河口がやってきていて、その向こうには右岸側からかなりしっかりとした「半島」ができています。

 今朝は、白いものがざあっと降ってきて、あっという間にフロントガラスが真っ白に。ヤバい・・・と思ったけれど、昼にはずいぶんあったかくなりました。
 まだ冬本番は勘弁してくれよ。23日のお休みに、タイヤかえようかな。そんなことを考えている、後手後手のワタクシなのです。

 ではみなさん、あと半日あったかくお過ごしください。

2017年11月20日 (月)

もうもうと

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 今朝起きてみると、黒姫山は下まで真っ白。あちこちの山もずいぶん近くのまで白くなりました。そして、海岸ではこんなふうに冬特有ももうもうとした海の湯気があがっています。

 真冬の雪を降らせるけあらしは、海面全体からあがっていたりするのだけれど、今日のは波が海岸にうちよせるたびに、海岸であがるもの。海水と陸の温度差がけっこうあるんだろうなあ。

 空の鉛色も含め、ずいぶんと冬の景色が増えてきました。里に雪が降るのは、どれくらい先なんだろう。もう少し、待って欲しいなあ。

 そんなこんなで、おはようございます。

2017年11月19日 (日)

人事を尽くして天命を待つ

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 とか、仏教でいう「他力」とか。
 そんなことを感じたのは、昨日の夕方見せて頂いた謙信・池田屋酒造さんの酒蔵見学会でのこと。

 神棚があり、あちこちにしめ縄があり、釜室の横のおおきなしゃもじには「白山神社」の文字も。
 蔵の中はとてもきれいに掃除されていて、たとえばちがう菌の活動が怖い場所ではオゾンなどあたらしい殺菌方法も取り入れられている。水の硬度もコントロールしているし、全然神頼みではなく、いろんなことをきちんと分析したり予測したりした上で、科学的なアプローチで醸造は進められています。

 でも、神棚はあり、神様は祀られている。

 人間が全部できるなんて思い上がることはなく、一生懸命やることを尽くすから、そこにいい形で成果をもたらしてほしいという、自然への畏れと敬う心があちこちから伝わってくる。

 見学を終えたあと、試飲でおいしいお酒をいただいて、あらためて思うこと。
 醸造というのは、ほんとうにそういうものなのだなあ。
 天命を待つなら、もっと人事を尽くさなきゃいかんよなあ。

 週明け、もっとがんばろ。
 というわけで、氷雨の日曜日ですが、みなさんもうすこし、ゆるりとお過ごしくださいませ。

2017年11月18日 (土)

2018年3月 再始動

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 ときどき、五醸の会のうちあわせなどで、加賀の井の蔵元、小林さんにお会いすることがあります。ご本人の口から「12月に銀盤さんで仕込んだお酒を出しますよ」とか「来年4月くらいからあたらしい蔵のお酒が出せそうです」とかお聞きしてはいたけれど、ちゃんとこんなふうに加賀の井の「製品」として、文字でちゃんと見る「2018年3月 再始動」の文字は、なんだか感慨深いなあ。

 今日は、去年の火事で更地になってしまったところでの「いといがわ復興マルシェ」。ついでに、ご近所で仮店舗をされている、そのときはその場所にあった畑亀酒店さんでお酒も買ってきました。この写真のお米は去年、小林さんがお燗するとおいしいよと薦めてくれたお酒の酒米、しらふじ。飯米としてもおいしいそうです。升は、五醸の会にて。しいたけは近くの土曜市で。
 今晩ゆっくり楽しみたいと思います。

 というわけで、いといがわ復興マルシェは15:00まで開催中。いろいろ各地のおいしいものがあったり、お酒があったりします。ぜひ、お寄りください。

2017年11月17日 (金)

まだいいだろ・もうそろそろ

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 家人が長野に単身赴任しなくなってから、「夜に山方面向かったりするかもしれないし、はやめにタイヤかえなきゃ」という気分が弱くなり、まだいいよなあとは思うものの…道路にはこんな表示が出るようになりました。

 かなり近い山も、上の方は白い。今朝来た地方紙では、妙高や上越の山の方で「雪化粧」程度ではなく、車の上に積もったのを落としているような写真が載っていました。

 わかってるんですよね。もう、この時期になれば、もしかしたら降るかもしれない。朝起きたら、白いこともある。ならば、タイヤは換えておくほうが、安心なのです。
 ならば、タイヤをまだかえなくてもいいんじゃないかという気持ちはなぜやってくるのか。面倒くさいのはもちろんなのだけれど、実はそれ以上に「また雪の季節になる」ということを、認めたくないんだろうな、と。
 きっとこれもまた、雪国のヒトの、微妙な心理状況なんじゃないか。そんなことを思うワタクシなのです。

 今日は、朝とはうってかわってあったかくなって、いいなあ。
 このまま明日の復興マルシェまでもってくれればいいのに。

 では、みなさん、はやめの冬タイヤの準備と、おいしいお昼ゴハンを。

2017年11月16日 (木)

2017一回目

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 今朝、黒姫を眺めたら、白くなっていました。北陸でも標高の高いところでは雪が…の予報通り。なので、毎年吉例の「一回目」の投稿です。

 調べてみると、2016年は11/9でこの投稿をしているし、
 http://nishizawa.cocolog-nifty.com/omi/2016/11/post-841a.html
 2014年と2012年はは11/14日。二年に一度くらい思い立ってブログに載せているようです(笑)。

 毎年だいたい、11月の半ば頃なのだなあ。

 三回黒姫に雪が降ると、里にも雪が下りてくるといいます。
 子どもは雪をかぶった黒姫を見て、喜んでいました。僕はどちらかというと「うへえ」な感じ。

 昨晩は熊に襲われた方がいたとのこと。ヤツらも眠る前の最後のひとさわぎの時期なのかも。みなさん、くれぐれもお気を付けください。

 おはようございます。

2017年11月15日 (水)

走らなくても、ヘッドマーク

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 先日の「五蔵の酒を楽しむ会」、どうせ呑んじゃったら車では帰れないし、久しぶりに糸魚川~姫川間を大糸線で会場まで行こうかなと思っていたのですが、夕方ばたばたしていたら結局車で行くことに。時間を取って、のんびり大糸線で沿線を眺めながらゴトゴト揺られたいなあ。そんなことを最近よく思います。

 んで。

 昨日、子どもの習い事の待ち時間に、糸魚川駅周辺を散歩していました。ジオパルのキハ52も、ちゃんと大糸線全線開通60周年のヘッドマークに、かわってるんですねえ。
 もしかしたら、今走っているキハ120のほうにもこれ、ついてるんだろうか。今度、見てみなきゃ。

 一日雨のはずの予報が、案外と明るい昼間で、こういう日はいい気分。ではみなさん、おいしいお昼を!。

2017年11月14日 (火)

いい町だ

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 去年の今頃も、おなじ場所の写真をおなじタイトルで載せたことがあります。
 トキ鉄直江津駅前の自転車おきばにある「自転車盗難が多発しています」の看板。
 調べてみたら、去年の11/1は、4月からの累計で2台でした。
 昨日通りかかったときには、4台。

 自転車泥棒が二倍に増えたといえなくもないけれど、駅前の、ここから会社や学校に通うひとがたくさんいる大きめの駅で、4月から11月半ばまでに4台。二ヶ月に一台盗まれるかどうかっていうのは、考えてみればとても安心なまちだなあと思う。

 「4台も、そりゃタイヘン」と思うくらいに、自転車ドロも、ほかのいろいろ困ったコトも、少ない町のままであってくれると、いいなあと思う。タイヘンなニュースが「ウチの中学はクマとイノシシがよく出るので、体育の前には爆竹を鳴らしてます」程度の話しってのが、いいな、と。
 (いや、それはそれで、タイヘンなことなんですけどね)。

 昨日とはうってかわって、寒い一日。週末には雪マークなんかもあって、だんだんと寒くなっていきそう。自転車が楽しいのも、あとわずかかもしれません。
 いまのうちに乗っておかなきゃ。

 では、みなさんもよい午後を。

2017年11月13日 (月)

普段着のお酒

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 先週末の「五蔵の酒を楽しむ会」で、あらためて思ったのは、「糸魚川のお酒は、レギュラーがウマいよなあ」ということ。
 確かに、大吟はいい香りがするし、ほかのいろんな力がはいったお酒はどれもいろいろな味がして、旨い。だけど、日々そんなにいいお酒ばかりは、呑めないものね。
 だから、日常呑みするグレードのお酒がどれくらいちゃんとしてるかというのが、実はとても大切なこと。

 お祭りで奉納されるお酒は、どこでもたいていがいわゆる「普通種」の一升瓶。僕が住む須沢のあたりでは、謙信の緑と白の箱がほとんどです。これを一升瓶からそのまま、または、おおきな酒専用のやかんにどぼどぼといれて直接お燗して呑むのが、祭りのときの日本酒。誰も「まずいけどこれしかないから」なんて感じでは呑んでないし、そういえば僕がコドモの頃のように、だれかがこぼしたのに触るとまるでジュースをこぼしたあとのようにべたべたする・・・なんてこともない。

 晩酌のお酒を「ちゃんと」作っているというのは、酒造りにおいて、いちばんの誠実なんじゃないか。そう思うと、僕はなかなかいい町に住んでいるなあと思うのです。

 そんなわけで、昨晩は雪鶴の小瓶をお湯に浸してのんびりぬる燗酒。長いビール缶2つ分のお金で、ゆっくり楽しめる。そんな晩酌でした。

 今日も、そろそろ夕方。あとちょっと、がんばらなきゃ。

2017年11月12日 (日)

「ぼくのおがわ」なんだなあ、きっと

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 下の子がジオパーク検定を受けている間、会場まわりを散歩していたら、こんな看板がついている小川をみつけました。
 ザリガニ、みつけてきっとうれしかったんだろうなあ。とりたいけど、ずっとガマンしてるんだろうなあ。

 ニホンザリガニじゃなくてアメリカザリガニだったらマズいんじゃないかとか、大人の視点は確かにあるんだけれど、それでもこういうのを見ると、僕は泥だらけになって川遊びをしている小学生を思って、おもわずにこにこしちゃうのです。

 いっぱい遊べる場所があるところででっかくなるコドモ。そういう場所で子育てできるってのは、いいなあ。あらためてそう思うワタクシなのです。

2017年11月11日 (土)

ことしもあたりませんでした

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 昨晩は、ホテル國富アネックスでの毎年恒例「糸魚川 五蔵の酒を楽しむ会」に行ってきました。
 糸魚川の5つの酒蔵があつまり、おいしい糸魚川の食べ物とともにお酒を楽しむ会。贈答用に買うことはあっても自分ではあまり呑まないというひとの多い地元の蔵の大吟醸を楽しんだりするひとも多く、みんなにこにこして蔵元さんから直接いろんなお酒をついでもらう、たのしい会なのです。
 去年あたりからお燗を出してくれるようになったので、僕は昨日はお燗を少しずつたのしんできました。そろそろ、じわっとあったかいヤツが、うまい時期なんですよねえ。

 んで。

 毎年、この会では利き酒があります。5つの蔵の純米吟醸がテーブルに一本ずつあり、そして自分の席には1から5までの数字が書かれた馬上杯。その杯の中のお酒が5つの蔵のうち、どこの純米吟醸かをあてる趣向で、あたると一本ちっちゃい瓶がもらえるわけです。
 これがもう、僕は毎年全然あたらない。5つ蔵があるんだから、適当に選んでも、5年に一回はあたるはずなんですけどねえ。今年は加賀の井さんのお酒がなく、1/4だったけれどやっぱり外れました。ウマいことはわかっても、ちがいはわからない甲斐のない飲み手だけれど、でも、好きなモノ、ウマいと思うものを呑んで、にこにこしてるのは客ならではの楽しみ。そして、どう転んでも糸魚川の酒はうまいなあと、あらためて思うワタクシなのです。

 利き酒の答えを書き込む紙は、4つの蔵が書かれるのではなく、5つの蔵が書かれて加賀の井にお休みの斜線がついているというものでした。会場真ん中の利き酒コーナーも、四面でつくるのではなく、五面でつくって、そのうち4つの面を使って謙信・雪鶴・月不見の池・根知男山が並び、いつも加賀の井が並ぶところをちゃんと空席にしていました。

 加賀の井・小林さんによると、今年の春先にも一本仕込んだ富山の銀盤酒造さんで、今年も一本純米大吟醸を仕込んだとのこと。12月頃にはお店に並ぶそうで、今年の冬は「五蔵の酒」を楽しむことができるようになりそうです。そして、4月頃にはあたらしい蔵での第一号の出荷もできる見込みとのこと。

 酒のみには楽しみな冬。酒林が青々とする日が待ち遠しいなあ。

2017年11月10日 (金)

こたつといえば

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 みかん。ということで、昨日家にかえったら、いつのまにか茶の間がこたつ化していました。
 まだスイッチははいってないものの、フトンがかかってるだけでなんだか幸せ。おかげでみんな、すこしずつダメ人間になっていたようです(笑)。

 さて。

 12/10の「オデュッセイア外伝~未来へつなぐために」のチラシ。こどもたちも学校からもらってきました。ついでに、12/2の中川ひろたかさんの絵本ライブのチラシも。
 いろんな告知がまわってきて「ああ、もうじき今年もおわりなのか」と胸が苦しくなったりもしますが、それはそれ。この芝居、ほんとに楽しみなんだよなあ。

 そんなこんなで、今日はあたたかい一日。
 夕方からは毎年恒例の「五蔵の酒を楽しむ会」に顔を出してきます。今年も記録写真担当なので、みなさんの真っ赤な顔を一枚、いただくことがあるかもしれません。そのときにはぜひ、とっても素敵な酔っ払い顔をおねがいします。

 では、おいしいお昼を。

2017年11月 9日 (木)

株だ

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 先週末の農業まつりで買ってきたので今年は一段落かなと思っていた原木なめこ。昨日ご近所さんが「要る?」って持ってきてくれて、寒い朝にうれしいとろっと味噌汁になりました。
 みんなくっついてる大株のなめこ。こういうの見ると「ああ、山のエモノだなあ」と思っちゃいます。

 長年でぶをやってきて、暑いと思うことはあっても寒いと思うことは滅多になかったのだけれど、ここんとこ背中がぞくぞくしたり、首筋が寒かったりということが増えて、代謝が減ってるんだなあとつくづく思います。ヒートテックは着てなくても、「ミートテック」は着てるのにねえなんてうそぶいてたんだけどなあ(笑)。

 そんなこんなでそろそろお昼。みなさんも、あったかいゴハンを。

2017年11月 8日 (水)

あっというまに一日が

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 過ぎて行ってしまう。そんなときには、ちょっとは甘いものでアタマ休めないと、いかんのだよなあ…などと自分を甘やかしていると、体重はへらない(笑)。

 先週末、コドモが英検を受けに隣町にいったとき、帰りに正香園さんが上越妙高駅のフルサットで出されているお店のプリンを買ってきました。
 なかなかシブい味。僕は棒ほうじ茶のが好きなのだけれど、ウチで一番ちっちゃいヤツがけっこう渋い味の抹茶のを喜んで食べる。おまいの年だともっと単純に甘いものを「!」って言ってるくらいで、ちょうどいいのになあ。

 そんなこんなで、今週もほとんど写真を撮らずに日々過ごしています。
 ここしばらく、正方形で〼記号な「アリマス」の構図を撮るためにかなり高い頻度で使っていた大きな望遠レンズを久しぶりに修理に出したこともあり、二週間くらいは短いレンズのみ。いつもと眺め方がきっとかわるだろうなと、個人的には楽しみにしています。

 さて、そろそろ夕陽が傾いてくる頃。みなさん、あと一息ですよ。

2017年11月 7日 (火)

確保

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 先週みたときには、ここを通りかかるひとたちの努力でだいぶきれいになっていた海岸の遊歩道。週明けに立って見たら、ここはすっかりきれいにしていただいてました。
 流木は海岸にたっぷりあるけれど、これから冬に向かってまた何度も何度も荒れるし、これはこれで春までそのままでいいのかも。

 ちゃんと見てるひとがいて、仕事の手配をして、ちゃんと確保される。いろんなひとがこういうことをしてくれているから、日々の暮らしはまわっているのだよね・・・という話しを、ちゃんと子どもとしておこう。そんなことを思った朝なのでありました。

 さて、暦の上では立冬だそうですが、今日はあったかくていいなあ。なんだか昼寝しちまいそうな昼下がりです。みなさん、午後からもがんばりましょう(笑)。

2017年11月 6日 (月)

お宝除籍図書

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 先日、青海図書館の除籍図書コーナーにとても立派な本が置いてあったので「あ、古い広辞苑かな?」とか思って手に取ってみると長野県諏訪市の市史でした。
 除籍になっていたのは中巻のみ。上巻や下巻はもう誰かがもらっていったのかな?と思って調べてみると、この市史、まずは近現代の「下巻」が昭和51年に刊行されたあと、さらに12年かけておもに江戸時代をカバーする中巻が編まれ、さらに平成7年に刊行された「原始・古代・中世」編の上巻が出てようやく完結した力作でした。
 20年かけて完結した大仕事だったんですね。

 で、糸魚川のもあるのかな・・・と思って検索してみると、江戸後期くらいまでのものはあるとのこと。
 http://www.city.itoigawa.lg.jp/4796.htm
 今度、読んで見たいと思います。髙野寫眞舘さんでときどき見せていただくような古い写真がたくさんみられるのかな。

 そんなこんなで、今日もいい天気です。
 おはようございます。

2017年11月 5日 (日)

寒いと気付くのは

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 すべてを終えた後。
 昨日、デンカビッグスワンスタジアムであった小3の子のサッカーフェスは、時に銀屋根が轟音をたてるほどの雨空の下で行われました。
 朝方、準備しているときには青空も広がってきて「やった、予報よりいい天気だぞ」と思っていたら、そのあとは雨。けっこう終日冷たい雨に打たれての、各チーム3試合のミニゲーム。そして雨に打たれながらのサッカークリニック。だけど、こどもたちは寒いとも言わず、ぶるぶる震えることもなく、日頃プロがプレイしている天然芝のピッチでめいっぱい走りまわっていました。

 いっしょにいった、野球をやっている親御さん曰く「オレたちがコドモの頃、後楽園球場で野球やらせてもらうなんて、ぜったい無理だったよなあ」。もすこし若いお父さん曰く「夢みたいなことですよね。コイツらはわかってないだろうけれど」。昔は考えられないくらい、こどもたちに優しくなった部分「も」ある。こういうことで覗き込んだ夢が、この中の誰かの未来をこじ開ける鍵になったりするのかもしれないなと、ふと思いました。

 んで。

 終わった途端に寒い寒いと言い出すコドモたち。現金といえば現金だけれど「なんだ、オマエら集中力あるじゃん(笑)」ってことでもある。
 いい経験させてもらいました。

 なんでも、このイベントはネーミングライツを取得したデンカさんが、そのネーミングライツのリターンのひとつとして得た権利「スタジアムを一日占有できる」を、社員の福利厚生イベントではなく地域のこどもたちのために提供してくれてはじまったとのこと。
 オヤジとジイサマがお世話になって、バアサマも亡くなるまで、僕が職場にいくことを「店に行く」といい、デンカさんに仕事でいくことを「会社にいく」と言っていた会社。なんだか「ぼくんちのかいしゃ」みたいな気持ちを懐かしく思い出しました。

 さて、ゆっくり休んだし、明日からまたがんばろう。
 そんなこんなで、みなさんおいしい夕ご飯を。

2017年11月 4日 (土)

昨日はいい天気だったなあ

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 と、雨空をみあげながら思う朝。
 写真は、寺島交差点近くのお宅にある、毎年見事なでっかい柑橘類の木。自転車じゃないと、なかなか気づかないのだけれど、自転車で通ると「おお!」と毎回思います。昨日は、下の子と農業祭りにでかける途中に、一枚。青空に映えるゴツゴツで、なんだかいいなあ、と。

 さて、今日はうってかわっての雨空。三連休では今日だけ天気が悪いようなんですが、新潟のデンカビッグスワンスタジアムで、小3以下の子のためのサッカーイベント。地元に主力工場がある企業がネーミングライツを取ってくれているから実現する「絶対には入れないピッチ」でのプレイの機会なので、できれば小雨で済んでほしいなあ。

 そんなこんなで、今日はちょっとはやめの時間ですが、おはようございます。
 みなさん、たのしい週末を。

2017年11月 3日 (金)

冠雪

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 ほんの数日前には「焼山に雪が降ってる」「今日は消えちゃった」なんて話しをしていたはずなのに、見ればもう山の高いところはあちこちで雪。
 蓮華温泉へのゲートが閉じたり、この連休に旅に行く人が「電話したら宿のトコロは気温一度なんだって」なんて話しをされてたりと、すっかり晩秋だか初冬だかの風情。
 今日はあったかいので自転車で「農業まつり」をひやかしにいってきたけれど、明日は寒い雨の日だそうで、もう一日あったかいといいのになあと、残念がっています。

 そんなわけで、今日のお昼は農業まつりに出店されてた方たちのきのこできのこ汁を作り、潤蘭さんのビビンバやちまき、九郎エ門さんの笹すし、琴沢そばさんのそば弁当などを並べて食べる予定。なかなか楽しいお昼になりそう。現地では新之助などの新米やコンテストに入賞した見事な野菜もいろいろ並んでいました。今日はあちこちでおいしいゴハンに、なるんだろうなあ。

 貴重な晩秋のあったかい昼下がり。みなさんもあったかくお過ごしください。

2017年11月 2日 (木)

姫川河口の変遷

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 ひさしぶりに、河口近くまでいってみました。
 強い流れが左岸側を削ったようで、かなり高い崖のようなものができ、その下の海岸線もかなり陸側へ。そして、ずいぶん左、青海方面の海岸にほぼ並行に注ぐような河口になっています。この写真の右端くらいに、右岸側のさきっぽがかろうじてあるくらい。
 海岸あたりを歩くと、どんな方向に風が吹き、波がどううねったのか、ちゃんと方向が見える感じがします。強い風と波だったのだなあと思う。
 そういう時は近づかないことにして、こうやっておとなしいときだけ近づくのが、仕事で海と関わっていない地元の人間のふつう。そう考えると「沖縄の人は海で泳がない」ってのも、なんだかわかる気がするな(笑)。

 今日はあたたかい一日になるんだとか。とはいえ朝は寒いので、少しずつ厚着になりつつあります。みなさんも、風邪などひきませぬように。

 おはようございます。

2017年11月 1日 (水)

稽古を眺める

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 例によって、時折「オデュッセイア外伝~未来へつなぐために」の稽古にときどきお邪魔しています。
 芝居は、なにか心に働きかけるものです。ハッピーになることもあれば、大きく心をえぐられることもある。悲しい思いをしたり、怒ったり。そんないろんなことがあって、でも一番最後、見終わったところで、見終えたひとの心の中になにかの「!」が残ったら、それは幸せな舞台。
 ただ、なにかをひっかくということは、演じる人やスタッフにとっても、心を乱されるような働きかけがあるということでもあります。この日も、ずっと熱心にやっている中学生のひとりが「このシーン、大っ嫌い」なんて話しをほかの大人としていました。とても大切な、通らなければいけない場面。でも、その場面に対峙すると、胸が苦しくなる。それだけ、真剣に芝居と向き合っているのだなと、あらためて感じました。
 いろいろ話して「でももう私、あそこで泣かないよ」と話した彼女。この先、そこをどんなふうに演じるんだろう。なんだか、とっても興味があるのです。

 そして、芝居は舞台の上の人たちだけがつくるものではなく、いろんなひとたちの合わせ技。卓を眺めていると、タイミングをあわせ、いちばんいい形でよりいい音や照明を・・・と台本にどんどん書き込みながら考え、ブラッシュアップを重ねているひとたちの仕事を見てもまた「ああ、マネできない職人芸だなあ」と思う。
 すごい仕事、熱い稽古。そういうものをいつも眺めながら、僕は12/10をとっても楽しみにしているのです。

 というわけで、チケットも発売になっています。
 https://www.facebook.com/itoigawaseinenkaigisho/photos/a.441620949541530.1073741828.439094956460796/491195137917444/?type=3&theater
 ぜひ、お越しください。

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