海への坂道
小学生の頃は、家と家のスキマとか、塀の上とかは、よくしっているヤツのほうがエラい「道」。あそこからここへいく途中にどこを通っていくことができるか。いっぱい知ってたヤツのほうがエラい。そんな雰囲気があったような気がします。
筒石あたりを散歩していると、港のあたりから自転車道までの傾斜に建っているたくさんの家の、それぞれのスキマにいろんな道がたくさんあって、全部通ってみたくなってしまう。
一応、僕もいいトシの大人なので「ここは地域のみんなが通っていいところかな」「ここは誰かの家の敷地かな」と、津々浦々まで通っている小径を見定めて、地域の外から来た大人が通っても怒られないような道だけを選んで通ってみる・・・のだけど、小学生だったら、あそこもここも通り放題なんだよなあと思うと、どんなにいろんな冒険ができるか、おもわず想像してしまいました。
実際のところ、コドモと一緒にあるくと「ここ、通っちゃダメなんじゃないの?」とかコドモに言われたりして、ヤツらのほうが「かつてコドモだった中年オヤジ」よりも時に品行方正だったりもするのだけれど、たとえば大トイレからフリチンで出てきて外でズボンをはくのが変態扱いじゃないのは小学校に入る頃までだってのとおなじで、こういうことやって怒られない(または、怒られるけどそれは躾の一環で、実際には大人は怒ったり責任問おうとは思ってない)のは、あとちょっとだけなんだぞって、羨ましくも思ったりするワタクシなのです。
こういう散歩をして「寒い」と思わなくなってきたなあ。今日のあったかさで、すこしはサクラのつぼみもふくらむんでしょうか。さあ、タイヤ交換しよう(笑)。
おはようございます。
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