クリアなソラ
写真を撮っているときの誘惑のひとつが「透明感のある、鮮やかな色」に仕上げたいというもの。空気が霞んでなくて、雲に立体感があって、ソラがちゃんと青くて。
そう思うというのは、逆に言えば僕らが住むまちはなかなかそうはならないということ。どことなく霞んでいて、青にもどこか灰色のニュアンスがあって・・・。
だから、今朝のように嵐のあと、風がまだ残るときの空の青さを見ると「レタッチをやりすぎたみたいなソラだなあ」とか逆に思ってしまう。きれいな星空を見て「プラネタリウムみたい」とか思うのとおんなじなんですね、きっと。
そんなわけで、今日はとてもよくはれたソラの、でも陽の当たり方はアヤしそうな朝。
青空を見て感じるうれしさと違和感。それがだんだんうすれていくというのが、灰色の空と半年近くつきあったあとの、雪国の春の「適応」なのだろうなと、そんなことを思ったりする朝なのです。
なにせ、雪は積もるほど降らなくても「雪が降りそうな」ソラはにはちゃんとなる。それが、雪国だものね。
そんなこんなで、おはようございます。
コメント