モノの大きさを伝えるとき
高いものなら「東京タワー○個分」、容量だと「東京ドーム○杯分」、もっと遠い距離だと「月との距離の○倍」なんて例えられたりするけれど、小さめのものを写真で見てもらうときによく使われていたのが「タバコを横に置いて」の比較。
でも、1個あたりの値段がどんどん高くなり、喫煙者の比率もずいぶんと下がり、なにより喫煙できる場所がどんどん減って、非喫煙者の僕でさえ「ちょっと喫煙者のひとが気の毒じゃないのかなあ」と思うくらい包囲網が狭まっていく中、この「タバコの箱を横に置く」ものの大きさの比較って、いつごろまで皮膚感覚として生き残っていくもんでしょうか。
そんなことをふと思ったのは、毎年この時期にブログに写真を載せている、日本でもおそらく一二を争うくらい低標高で海に近い場所にある水芭蕉の花を眺めながら。
今年は、はやいですよ。もう、ぽつぽつと咲いています。
僕は生まれてはじめて見た水芭蕉がここのものだったので、高原のでっかくて凜々しいヤツを見たとき、別物かと思いました。ここのは葉もみじかいし、花もだいたい「タバコ一個分」前後。
ちっちゃいけど「いよいよ、冬、終わりだ」と実感する僕の中のスイッチのひとつなのです。そろそろ、桜も来るんだろうな。
そんなこんなで、おはようございます。
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