キロキロ
寒い朝、道路が凍っていてすごく滑るとき、ウチのオフクロは「キロキロに凍ってる」と言います。でも、あんまりほかで言うひと、聞いたことないんだよなあ。
じいさまの頃には、おなじ小学校区のとなりムラでも、ちがう昔話があったりするくらいだった。で、お年寄りと話をしていると、ちょっと場所がはずれると習慣も、言葉もちがったりする。そう考えると、親世代の「このひとしか話さない」言葉って、土地ごとにちがうことばの貴重な「残り」なんだろうなあ。これは、南社宅用語なんだろうか、それとも、南社宅に集まった人たちのうちの誰かの「ふるさと」の言葉だったんだろうか。
先日の糸魚川駅北の大火の後「昔は夕ご飯をたくさん炊いて、朝はいつもそれをつかったおかゆだった。夜に火事があったとき焼け出されたひとたちに食べてもらえるようにという昭和の大火以来の習慣」なんて話を聞いたのだけれど、これも駅北のあの一帯からどれくらいのエリアまでの習慣だったんだろう。こういうことは、お年寄りがおられるうちに、いろいろ聞いておきたいものだなあと、あらためて思ってしまいました。
そんなこんなで「キロキロ」に凍った道路。
でも、今日は日差しもあったかくて、ひさしぶりに気持ちのいい天気になりそうです。
おはようございます。
お疲れ様です。
私もキロキロっていうけんねー。
職場の谷根の人もいうってさ。
共通するんは、早川。
根知の人もいうんかや。
投稿: 元同僚 | 2017年1月26日 (木) 12時30分
そうか、根知や早川でもいうのかあ。
キロキロというか「キロッキロ」みたいにはねるんだよね。
ウチのばあさまは祖先をたどると田海と能生方面だから、早川は絡まないけれど、長いこと仕事で車をあちこちの谷筋に配車してたので、そっち方面の運転手さんたちの口癖が移っちゃったのかもしれないなあ。
投稿: にしざわ | 2017年1月26日 (木) 14時18分