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2016年10月12日 (水)

毎年思うことのひとつ

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 に、セイタカアワダチソウをきれいに撮りたいなあというテーマがあります。
 とはいえ、それほど執着しているわけではなく、ふと見かけると「そういえば、毎年そんなこと思ってたんだっけ」という程度の、軽い思いなのだけれど。

 もともとは、観賞用として持ち込まれたのだと聞きます。まだ黄色くなりきらない、青さの残った頃のあまり高くない花はなかなかきれいだと思う。だけれども、育ちきった時には毒々しいまでの黄色い花が咲き、しかも足下は緑ではなくなって、まるで魔女の雰囲気。ススキ野原がありそうな場所に一面に咲いている様子は、けっこう世紀末な感じがしてしまいます。

 持ち込んだのも、拡散させたのも人間。そして、手に負えなくなった。個人的には、ブラックバスに象徴される「特定外来種」はできるだけ減って欲しいと考えるほうの人間なのですが(オオクチバスの拡散なんかは絡みでは、琵琶湖の条例ができるときに、清水國明サン一派と大喧嘩してたほうですし)、それでも思うのは「連中は来たくてきたわけじゃないし、自分自身のために生きてるんだよな」ということ。
 だったら、対応のために刈るときには「人は勝手だな。ごめんな」という気持ちとともに、刈るってことが、偽善的なものかもしれないけれど、必要なんじゃないかと。そんなことを思うのです。「彼ら」のために、ではなく、僕らがこういうことをまたやらかさないための自戒として。

 そんな知恵熱が出そうな話の延長線上として「せめて、この季節はきれいに撮りたいなあ」と、そんなことを思う。そんな、セイタカアワダチソウなのです。

 というわけで。

 おはようございます。

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