地元の店の気概
今日明日と二日間、関東での作業のため出張です。で、朝イチ作業開始には糸魚川発7:01の新幹線ではちょっと間に合わないので長野の家人の家に前泊。六時台の新幹線で上京してきました。
せっかくなので、駅まで歩いて移動。写真は、参道沿いの本やさんのショーウィンドウです。
「格調高い」本がこれみよがしに並ぶわけじゃない。僕は、とっても「参道的」なお店のショーウィンドウの中にこぐまちゃんとしろくまちゃんの表紙を見つけて、おもわず立ち止まってしまったのだけれど、こういうのっていいなあとあらためて思ってしまったのです。
紙の本に比べて電子書籍が「心地よい」とはあまり思えない僕にとって、もしかしたら紙の本が弱くなるということは、そのまま下の世代が「本から遠ざかる」ことになるんじゃないかという心配があります。
それだけに「善光寺参道」の、とても参道チックなお店のショーウィンドウに、絵本や、児童書が、ちゃんと並んでいる。こういうのって、とってもいいなあ、と。
よく「都市からやってきた大規模チェーン店vs地元の小さいお店」では、地元の小さいお店のほうが心通うサービスやお客さんへのきめ細かな対応がある。だからちょっとくらい高くて品揃えが悪くても・・・と言われることもあります。
でも、現実問題として「都市からやってきた大規模チェーン」のほうが、時にいろんなニーズのことをきちんと勉強していて、それを現場に下ろすための試行錯誤や仕組みづくりもやっていて、なおかつ結果として「きめ細かなサービス」を達成していることがあったりもするのだよね。仕組みとして「あたらしいことを準備する部署」とか「いろんな問題をFixして社内を支援する部署」を持っている規模のところに比べて、僕らはその部分をひとりひとりの心がけとアクションで補わないと、対抗できない。
そういう意味では、こういう「やってるぜ、おれたち」っていうアピールを見ると、なんだかすごく叱咤激励されている気がするのです。
さて。
今日は仕事をはやく切り上げて、去年の夏に糸魚川にワークショップに来てくれた 木村太亮さんの(30年ぶりくらいの!)新刊絵本の出版をお祝いする会に顔を出してくる予定。がんばって仕事終わらせなきゃ。
というわけで、今日は糸魚川はイベント集中日でしたね。みなさん、たのしい休日を。
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