年越しの準備
スーパーに立ち寄るとアレンジされた第九がガンガンと流れ、売り場のお総菜の一サイズが大きくなっていて、ああ年の瀬だなあと思う。そして、朝食が終わると、松前漬けの仕込みがはじまりました。
昨日の朝「ゼンマイも、いる?」なんて話をしていたのだけれど、ここ数日急にゼンマイなどの干したモノや、わらび、あざみ、うどぶきなどの漬けたモノなど、いろんな山菜が店頭に並ぶようになったんだそうで。
ウチはオヤジがいたころはみんな自分でとってきて、干したり漬けたりして保存してあったのだけれど、今となってはこういったものはいただいたり買ってきたりして食べるものになっちゃいました。
年越しのごちそうといえば、ゼンマイの煮たのとかワラビの和え物とかがないとさみしいというのは、昔ながらのこの土地の習慣。
本当にどまんなかの世代のひとにとっては、やはり山菜は買うものではなくて自分ちで採ってきて保存しておくものだろうし、僕らのような世代は「やっぱり食べたいから、高いけど買ってこなきゃ」というひとが増えてきてるのかも。だとすれば、ここで子どもたちが「年越しはやっぱり肉でしょ!」とか思い始めると、年越し前のお店にはだんだん山菜が並ばなくなって、こういう習慣も消えていっちゃうのかもしれないなあ。
だから。
「幼児体験」としての「年末にはこんなごちそうが並んだなあ」というのは、コドモにちゃんと見せておきたいなあと思ってしまう。そんなワタクシなのです。
とはいえ、まだまだ仕事中。
さっき見かけた元NHK_PR1号こと浅生鴨さんの「年内の営業は1月4日までです。年明けは5日から営業します」というつぶやきがちょっと笑えない状況なのですが・・・(汗)。
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