紅梅文庫講座
小学校や幼稚園の朝読書に顔を出したりしているくせに、ちゃんとひとに読み聞かせを習ったことは実は一度もないし、今ではヒマさえあれば本を読んでいるくせに、いわゆる「これは古典の名作」というものもほとんど読んでいない、そんなニワカ本読みのワタクシですが、時にはちゃんと人に習ってみようということで、今週・来週と開催されている紅梅文庫講座に顔を出しています。
紅梅文庫は20世紀の終わりごろに横町の個人の方のお宅にあった、私的な図書室。7つの部屋にひとつひとつのテーマがあって、そこでどっぷり没頭して本を楽しむ。そんな、穏やかでごくごく個人的な非日常をちょこっとだけ作り出す空間として運営されていたのだそうです。
残念ながら僕がその存在を知ったのはここ数年の話なので、現在は市に寄贈されてパークイン美山にしまわれているその本たちに遭遇したのは、昨日の講座がはじめて。
写真は少し傷んでいることから「準稀覯本」になっている本なのだけれど服の一部がちゃんと布で表現されている、こういったスタイルの絵本が出てきた初期の頃のものなのだそうです。
The Best of 3D Books ~ 立上る本・動く本
という本を書かれた東大名誉教授の横山正さんは、建築デザイン的なアプローチから紅梅文庫の「居心地」という面でいろいろサポートをされた方でもあるそうで、しかけ絵本の本としては国内では草分け的なこの本でも、かなり紅梅文庫の蔵書から紹介をされているんだとか。
そんなわけで、来週は蔵書の中から選んだ本を、メンバーの前で読み聞かせ実習もあるらしいのだけど、オヤジはワタクシひとり。どんな感じになるのかな?(笑)。
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