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2014年10月 1日 (水)

そろそろ

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 先日、田海ヶ池でブラックバスの駆除釣り大会がありました。
 僕が小学校の頃はあの池から流れでている小川にはちっちゃいえびがいっぱいいて、足をつっこむとびちびちぶつかってきたりしたものなのだけれど、それも今は昔。甲殻類が好きな連中にとってはちょうどいいゴハンになっちゃったんだろうなあ。

 オオクチバスに限らず、オオキンケイギクもセイタカアワダチソウも。コントロールしきれなくなって収拾が付かなくなっている生き物はいっぱいいます。連中は生きてるだけなのだけれど、結果としてなんともなことになってる。今の時期、ススキと競うように咲くセイタカアワダチソウも、空き地ができて一斉に出てくる1~2年目の強烈さはなんだかあの花の毒々しいまでの黄色と足下の枯れた感じもあって、なんとも強烈な風景に。

 毎年、思うんですよね。この季節、セイタカアワダチソウを息を飲むくらい美しく撮りたいって。僕らは、彼らに「ごめんよ、ごめんよ」という気持ちを持ちながら、どんどんと刈っていく。そもそも、持ち込んだヤツが悪い。今となってはコントロールできなくなっちゃった中、対症療法的に「駆除」しているんだから。だから、せめて、写真くらいは。見た人が、そのたびに心を痛めるくらいに、美しいヤツを。

 ヒトの浅知恵でなにかやらかして、それが収集付かなくなるということは、今後もいっぱい出てくると思う。それだけに、毎年、見るたびにいろんなことを考える。そんな、セイタカアワダチソウの季節なのです。

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