« あきのいろ | トップページ | あしあと »

2014年10月20日 (月)

銀玉鉄砲

Img_7637

 僕が小学生の頃の地区の祭りには、いつもひとつだけ家の軒先でおもちゃを売る露店が出ました。そこに僕らは100円とか200円とかを握りしめて集まり、銀玉鉄砲を買っては獅子(じょば)や天狗と戦う武器に。
 今は子ども神輿と一緒に動いて優しくアタマを噛んだり榊をがさがさするだけのじょば衆も、当時はものすごいイキオイで子どもたちを追いかけ回してガツんと噛んだりしていたから、僕らも本気で怖がって全速力で逃げたり、いろんなところに隠れたりして、そしてそこからじょば衆を狙って撃ったり。きっと、痛かっただろうなあ(笑)。

 バスにのって、当時となりまちだった糸魚川まででかけていくと、おまんた祭りやけんか祭りにはいくつも露店が並んでいてなんだか別世界のよう。もしかしたら、それが「まちと田舎のちがい」を意識した最初なのかもしれません。でも、このひとつしかないお店でなにを買おうか悩む気分は、今でも出張先のKIOSKの書棚で文庫本を一冊選ぶときに、時々思い出したりする、僕の大切な原風景の一つなんじゃないか。そんな気がするのです。

 そんなわけで。

 昨日の須沢の秋祭りでは、本当に久しぶりにおもちゃの露店を軒先でやってくれたお宅がありました。ジバニャンのいないおもちゃが茶箱の上に並ぶこの風景、なんだかものすごく懐かしかったなあ。また、これが続いて、ここにこどもがむらがるといいなあと、次の春の祭りのことを考えてしまったワタクシなのです。

« あきのいろ | トップページ | あしあと »

まち」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 銀玉鉄砲:

« あきのいろ | トップページ | あしあと »