井戸はどこにある?
旧倉又茶舗さんで、古い井戸を復活させると工事があるというので、遊びに行ってきました。
ただ、話を聞いていて「井戸、どこにあったっけ?」というのが素朴な疑問としてありました。というのも、僕にとっては井戸というのは物語の中でこそ遭遇するものの、実際に生活では浸かったことのないもの。それだけに井戸というと「外にあるもの」という印象が強かっただけに、どこに古井戸があったかすぐには思いつかなかったのです。
そして、古井戸は台所の洗い場(今風に言うと「シンク」ですね)の中に組み込まれる形でありました。
考えてみれば、水を一番使うのは台所なのだもの。水道の蛇口がそこにあるように、井戸だって家の中、台所にあれば、いちばん使い勝手がいいのはあたりまえ。なので、井戸を使って暮らしたことのあるひとたちは、「台所にある」ことに驚いている僕を逆に不思議そうに見て驚いていたりもして。
台所のほしい場所に井戸を掘って使うことができるというのは、どこを掘っても水が出てくるからできること。地下水脈の豊富なまちなのだなと、あらためてそんなことを思ったりも。
週末には、今回取り付けた手押しポンプを体験してみるイベントもあるそうです。
「昔の水くみを体験してみませんか?」
みなさまからの募金を基に手押しポンプを設置し、旧倉又茶舗の井戸を復活させました。6月に2日間だけ、築80年の町屋・旧倉又茶舗をお休み処にして、お披露目いたします。ガッチャン、ガッチャンと昔の水くみを体験をしてみましょう。希望者の方には町屋案内もします。会場 旧倉又茶舗(糸魚川本町通り内、小林デンキ店様隣)日時 6月7日(土)・8日(日) 10:00~15:00入場・体験ともに無料今後の予定 7月25日~8月2日の「日本海縄文カヌープロジェクト展」のさいにも、手押しポンプ体験を予定。注意 水質検査が済んでいないので、まだ飲むことはできません。主催 糸魚川の町屋文化を守り伝える会問合先 025-555-7275
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