地層
ウチのあたりは元々は海岸近くの砂の丘。
半世紀ほど前に誰がここに住宅を造成しようなんて思ったんだろう。なにせ、地盤は弱いし海風も酷くて、昔は砂がどんどん家に入ってくるような場所だったとのこと。だから、ここに最初から建っている家はどれも、かなりがっしりした塀で家を囲んでいます。
とはいえ、防潮林も育ち、回りの家も増えて風よけが充実した今となっては、「砂が飛んでくる」なんてことはなく、庭の畑にもちゃんと土が入っていることもあって、ウチが砂上のなんとか(笑)だということはすっかり日頃気にもとめなくなってきていたのだけれど、やっぱりご近所の立て替えのお宅の地盤改良前の掘り跡を見たりすると、見かけ上の地盤は上1mくらいで、その下は砂なんだなあということをあらためて思い出します。
何度もの地震を経て、地盤への要求が厳しくなって、最近はこのあたりで建て替えるときにはかなりしっかりと地盤改良をやるんだそうです。それもそうだよな・・・というのが、一目瞭然の断面。これもまた、「ジオパーク的」な眺め方なのかも、しれないなあ(笑)。
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