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2014年2月20日 (木)

冬の食卓

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 昨日の夕食のとき、ふと話題になったのが「これ、昔の冬のゴハンだよね」ということ。
 昨年の春に採って干しておいたこごめを戻した煮物、大根とにんじんの根菜に厚揚げをあわせた煮物、魚の干物。

 僕が小学校のころは、まだ近所は個人商店ばかりで「ハピーがオープンするよ!」の頃(「ハピー」はご近所ではじめてできた食品スーパーです)。10月頃には越冬野菜の注文をとる回覧がまわってきたりして、日持ちする根菜類や白菜などを多めに買い込んでしまっておいたりしました。たくあんや野沢菜だって、今とは比べ物にならないくらいたくさん漬けて、春までかかって食べたり。

 ありていに言ってしまえば「あるものだけ食べる」ということなのだけれど、生活自体が「この時期に生鮮食料品はほとんど手に入らない」ということをちゃんと前提にしていたのだと思います。

 もちろん今は、スーパーに行けば野菜だって果物だってある。だから、こんな生活をする必要はないのだけれど、それでもなんだかこの季節はこういう食卓が似合うような気も、するんだな。

 流れが止まれば破綻してしまう生活。それはいまの時代あたりまえのことなのだけれど、ほんのちょっとだけ「こちらがわ」へと引き戻しすことって、実は案外と大事なことなんじゃないだろうか。
 今回の表日本の雪のニュースに、ふとそんなことを思ってみたりもするのです。

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