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2013年10月18日 (金)

一夜明けて

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 昨日の朝はまだ濁々と流れていた姫川も一夜明けてだいぶ水量はおちつき、河口の形が見えてきました。
 まっすぐ注ぐ口のまわりに、ついこの間まで「半島」だった名残が切れ切れに島のようになって河口を塞ぎ、複数のじわじわ漏れるような注ぎ口ができています。また、だんだんと土砂が運ばれてきたり、水が干上がったりで形が整っていくのだろうけれど、台風27号は26号とおなじコースでもう少し強い勢力でやってくるかもしれないという予報も。週明け、また心配です。

 それにしても、あんなに南洋にあって、しかも今のところ東南アジアのほうに向けて動いている台風が、カーブしてこちらに来るという予報ができるのだから、天気予報ってすごい。赤道付近では低気圧が渦を巻くあきらかな形にならないだけに天気図での降雨予報が難しくて・・・なんて話しを先日聞いたりもしたのだけれど、少なくとも中緯度の日本のあたりは僕が子どもの頃に比べたらあきらかに予報が当たるようになっている感じがします。
 「これができればもっときちんと予測できるけれど、そんな量の計算なんてできっこない」という研究者の無念。それが、コンピュータの高速化や大容量化で満たされることがあるのだとすれば、いろんな分野の研究者のひとたちが「これができればもっとできるのに」という無念を今も持っているのだろうな、とそんなことを考えたりもします。
 専門家たるもの、そういう前向きな「無念」も、ちゃんと抱えて仕事しないとなあ。そんなことをふと思ったりもした朝なのです。

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