おつかれさま
というタイトルでこの写真だけ見ても、きっとピンと来る方はそうはおられないと思います。
ここは、田沢小学校の校門脇の花壇。ここには、去年の暮れにチューリップが植えられ、つい先日まで花が咲いていました(・・・というか、今朝も奥にあと一輪だけ、赤いチューリップが咲いていますね)。
この手前に落ちている看板は、冬の間、ここを踏まないでくださいという注意の看板。この看板がとても素敵で、
ふまないでね!
と大きく書いた下に、小さな文字で
ふんだ方にはさばきがくだります
と書いてあったのです。この「ふんだ」なのに「ひと」とか「ヤツ」じゃなくて「方」。しかも、丁寧なのに「さばきがくだる」なんて書いてあるこのバランス感覚。どんな子が書いたのだろう・・・と思わず想像してしまったのでした。
結果として花はきれいに咲き、まわりにもたくさん草が生えてきたということは、誰も踏まないでちゃんと看板との約束を守ったということ。田沢っ子、エラいじゃないか。
そして、今朝通りかかったら、この看板が棒から外れて落ちていました。もう花も終わったし、"彼"も仕事を全うしたなと、なんだか感慨深い気持ちでこの写真を撮ってしまいました。
これを作ったのはきっと当時の六年生。その子が卒業しちゃってもなおちゃんと、5月の花を見送るまでがんばった。なんだか、エラいなあ。そんなふうに思ってしまったワタクシなのです。
というわけで、この四ヶ月の変遷はこちらで。
http://ganref.jp/m/nishizawa/reviews_and_diaries/diary/6054
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