おかえり
昨日はひさしぶりに東京方面への出張。帰りの電車を降りると、改札に向かうとき、賑やかなこどもたちの集団といっしょになりました。舟和の芋羊羹の袋が見えたりしたから、東京への修学旅行なのかな(東京ばな奈じゃなくて、芋羊羹に気づくのは、個人的な嗜好です(笑))。
楽しそう。でも、お行儀の良い子たちでした。このあとバスにのって学校へと帰っていくようだったけれど、おつかれさま。
修学旅行、なんだか思い出しますね。
さて、昨日は新幹線の並行在来線会社の株主総会。先日話しの出ていた社名と路線名が正式に決まったそうです。
「えちごトキめき鉄道」が社名、北陸線部分は「日本海ひすいライン」になったのだとか。話しが出たときには、「上越が絡むのに、『ひすい』って、よく通ったな」とは思ったのだけれど、案の定株主総会では、「上越の文字が入っていない」「高田城の桜はどうだ」というような話しも出たのだとか。
個人的には、新幹線新駅の名前で強硬に上越駅に反対している人たちの論にも辟易しています。ああやって日々「上越という名前は他と間違えられる」「歴史的に見ておかしい」「高田と呼ばれるべきだ」という連呼は、歴史的には意味はあるのだと思う。思うのだけれど、こどもたちにとっては「僕らが住んでいるまちの名前を、大人は嫌っているのだ。このまちの名前は、よくない名前なのだ」と連呼しているに等しい。
どう取り繕ってみても、究極的には高田vs直江津の私怨の蒸し返しなのですから、そろそろ次の世代のためにこのあたりはもう黙ってもらえないものなのかな。
確かに、今まで歩いてきた歴史は大切にしなければいけない。でも、前も見ないといかんと思うのですよ。そういう意味では、今の時点での新潟のランドマーク的なもののひとつであるトキを織り込み、さらに日本海や妙高山をきちんと美しく見せるこの名前、とても未来志向でいいと思います。
トキはいないけど、直江津港から佐渡へはちゃんといけますしね。「上越新幹線が上越市に来られない」のとは、話しがちがうんでしょうから。
そういう視点でこの問題、考えられないものでしょうか。僕はずっとそう思っています。
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