おたから
先日、子どもが「糸魚川のおたからインタビュー」という宿題をもらってきました。
市内の「これはすごい」というところを家のひとに聞いてくるというもので、僕は「青海駅は、めずらしい『JR貨物』の駅なんだよ」という話しをしました。
普通目にする駅は、ほとんどが旅客の駅。糸魚川駅もJR西日本の駅です。
でも、青海駅はもともとデンカの原料受け入れや製品出荷の取扱高がとても多かったことから、JR貨物の駅になったという記憶があって、こんな話しをしたわけです。で、「JR貨物の駅って、そんなに多くないんだよ」という話しも。
話しをすれば、どこか気になるもので、今、どれくらいの取扱量があるんだろ・・・と調べてみたところ、2008年に定期貨物列車が止まらなくなって、この駅からコンテナが線路に載せられることはなくなってしまったとのこと。かつて、金沢鉄道管理局管内でも有数の貨物取扱量で、一日5000トン、250両も扱った時期もあった青海駅も、今ではトラックで富山や黒井まで運んで載せてもらうコンテナを受け付ける場所になってしまったんですね。どうりで、線路の半分が草に覆われているわけで。
それでも、まじまじとコンテナを見てみると「UN(国連)」の文字があるコンテナとか、「故障中」の表示があるものとか、普段見ることのないようなコンテナが、敷地外の道路からでもいくつも見つけられます。やっぱり、うちのまちの「おたから」になる、そんな名残の魅力は、しっかりあるのではないかな。そんなことを思ったワタクシでありました。
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