やつらのきせつ
ついこの間まで、背の高い雑草というとマツヨイグサだったのに、そろそろあちこちで、今年もセイタカアワダチソウの花が咲き始めました。
元は観賞種だったらしいけれど、咲き始めの黄緑の清楚さとは裏腹に、開ききってしまうと毒々しい印象の色になってしまうことや、下半分が瑞々しくない、枯れたような雰囲気になってしまうこともあって、ブラックバスと並んで「極悪外来種」的に扱われるものの多い生き物なのですよね。
あっちこっちでコイツが見渡す限りに・・・というのは、悲しい光景だと僕は感じます。でも、その一方で、人の都合で関係ない場所に連れてこられて、がんばって生きているんだよなというのも、そういった「害来種」の一面でもあって・・・。
だから、人の手に負えないようなことは、できるだけやりたくないなと。バスを駆除したり、コイツらを引き抜いたりするような時には、「正義の遂行」みたいな気分ではなく、どこかに後ろめたさや申し訳なさをきちんと持っていたいなと、そんなことを思ったりもするのです。
毎年、この季節になると。
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コメント
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今晩は、今日、金沢まで仕事で出掛けましたが道路の横に一面咲いていた黄色い植物はもしかしてコレでしょうか!一見集合していると綺麗で撮影したく思いましたよ。
投稿: SILVIAおじさん | 2011年10月13日 (木) 19時49分
どうもありがとうございます。
今の季節、ホントあちこちにありますよね。
去年もこんな写真を撮りましたが、
http://ganref.jp/m/nishizawa/portfolios/photo_detail/14114b84012604a758a32d5bfd516c9c
大嫌いな花なだけに、美しく撮ってみたいという思いがある花でもあるのですよね。
投稿: にしざわ | 2011年10月14日 (金) 00時05分