今年の須沢の水芭蕉
なかなか咲かないなぁ。そう思いながら時々のぞきにいっている須沢の水芭蕉。
先日、写真を撮っていたら、すぐとなりにある畑のオバちゃんが声をかけてくれまして、すこし立ち話させてもらいました。オバちゃんによると、毎年だんだんと株が小さくなってきているけど、今年は特に小さいとのこと。確かに、今の時期は満開なことが多いのだけれど、今年は遅れているというよりは、花があまりついていないという感じのように見えます。それに、あたたかいひなたのほうがかえって花がついてなくて、朝方など長い時間日陰にある株のほうがはなをつけているようでもある。
本来高山植物なのに、こんな低地で咲くというのは、かなりぎりぎりの条件だったのでしょうから、今年の気候のせいなのか、それともだんだんとあたたかくなっているからなのか、はたまた流れ込む水の質や量の変化なのか、なにかの条件がだんだんと、水芭蕉にはしんどいものにかわりつつあるのかもしれません。
で、写真は、本来「群生地」と言われているところから道を隔てた海側の湿地。こちらは手入れもされていないので、葦も生え放題ですが、こちらにもしっかり数株が花を咲かせています。
たくましいヤツは、どこにでもいるんだなぁ。
というわけで、今年はかなりこじんまりとした咲き方ですが、今がピークだと思います。お近くの方は、ぜひ。
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