「旧」岩瀬銀行
富山市の岩瀬浜地区は、古くから廻船問屋さんを中心に栄えた港町。今でも、造り酒屋さんや料亭、和菓子屋さんが並ぶ、町歩きには楽しい通りです。
一年に1回か2回しか行かないくせに常連面して顔をださせてもらっているそば屋さんがこの界隈にありまして(悪い客だなぁ(笑))、そのときに、天気がいいと、ふとまわりを歩いてみたりもします。
写真は、北陸銀行岩瀬支店の店構え。町並みの雰囲気にあわせた、「いかにも今つくった」感じの町屋風で、この通りにはこういう建物がいくつも並んでいます。
でも、僕はこの「旧岩瀬銀行」に、妙に惹かれてしまうのです。
むかしはこうだった。そればかり追い求めると、どんどん後ろ向きに、消極的になってしまう。でも、確かに、「むかしはこうだった」には、人を集めて、勇気づける力があります。
そこから出かけて冒険ができるのは、帰ればいつもかわらない風景があるから。そういう思いは、田舎を出たことがある人には、少なからずあると思います。だからこそ、原風景としての「ふるさとのまちなみ」がかわってしまうと、妙にがっかりしたりするのかもしれません。
ふるさとの町並みがかわるのは、開発の代償ということが多いけれど、今回の震災のように、自然災害でということもあります。青海の震災避難所に、南相馬のひとたちの地域のシンボルのように、てぬぐいが壁に貼ってあったのをみたとき、ちょっと胸が熱くなりました。そして、あの一枚が、きっと強いよりどころになるのだろうなと、僕は勝手に想像してしまうのです。
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