木曽谷
だいぶ前に買ってきてあったものの、当時は「ウチの子にはまだちょっとむずかしいかな」と思ってお蔵入りにしていた「ふるさと自慢 糸魚川かるた」を先日から出してきて遊んでいます。
2006年にまちづくりサポーターズのみなさんが中心になって公募してつくられたこのカルタ。地域紹介がなんでも「ジオパーク」に絡んでいる今みると、かえっていろんな意味で新鮮です。
僕がびっくりしたのは、「き」の札。
「木曽谷に残る名字の糸魚川」という札なのですが、信州でもたとえば塩尻なら塩の道の終点ということで姉妹都市になっていたりとか、いろいろ交流があるものの、木曽といえば遙か彼方の印象です。
読み札の裏にある解説には、岐阜の中津川市に糸魚川という名字のお宅が130軒ほどあるとありました。遠い昔、木曾義仲が京へ攻め上るときに、糸魚川から随行したひとたちが、破れたあとに木曽谷深くに隠れ住んだことから、故郷の姓を名乗ったのではないかとのこと。
いろんなところに、いろんな縁がつながっているんだなと思いながら、この札の写真を思わず撮ってしまいました。
(中津川市は岐阜で「信州」ではありませんが、長野県の一部、旧山口村が中津川市に県を越えて編入合併したということで、ご容赦を(笑))。
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