火祭り
小正月を過ぎても、まだまだいわゆる「さいのかみ」をする地域はあります。
昨日は、夕方、陽が落ちてから火をつける、下早川の火祭りにお伺いしてきました。
世話役のお一人が、日ごろライブの写真を撮らせていただいているバンドの方というご縁で、声をかけていただいたんですが、この火祭り、ずっと続いているのではなくて、6年前に有志がいろんな方面に働きかけて、復活させたものなのだそうです。
こういう大きな火を囲むという機会自体、今のコドモたちはあまりないし、近くの人たちが集まって、甘酒やお酒をすすって話をするというのも、日ごろそうそうあるわけじゃない。
ウチの近所でも先日ありましたが、ものすごく荒れた天気で、震えながら、それでも青竹の酒器でみんなで冷や酒を飲んではなし、そのあいだにも「おめでとうございます」と声をかけながら、どんどんと人がやってきました。あんな天気でも、みんなが集まってくる。そういう集まり。ずっと続いているならまだしも、一度途切れてしまったものを取り戻す力を、すなおにすごいなと思いました。
こういうまちは、いいまちだと思う。そういうまちで、くらしていきたい。糸魚川は、いいところだな。そう思います。
声を掛けてくれたAさん、どうもありがとうございます。
「まち」カテゴリの記事
- 今年最終サンタ稼業(2023.12.25)
- じぶんでつくるクリスマス(2023.12.17)
- 落差(2023.12.16)
- 向こうの雁木(2023.12.13)
- バスはなかなかこないから(2023.12.10)
コメント